私の妹は、アメリカ人と結婚してアメリカに住んでいる。
最初に引越したのは、ハワイのカウアイ島だった。
日本にいる時にデザイナーをしていたので、アメリカに引越してからもデザインの仕事があればやりたいと思っていたところ、ちょっとしたきっかけでコーヒー園のオーナーにコーヒー豆のパッケージのデザインを頼まれることになり、それがとても気に入られて、カウアイ島にいる間はもちろん、数年後にハワイからアメリカ本土に引越してからも仕事を依頼される関係が続いている。
基本的にはデザイン関係のことを頼まれるわけだが、時にはオーナーが書いた短い商品説明(パッケージに入れる紹介文)を英語から日本語に翻訳するというような仕事もあり、そういう時には必ず、自分で訳した日本語が自然か?のチェックを私にメールで聞いてくるのだった。
ほんのりと秋の気配
先々週に、ようやく優先順位一位の懸案事項を終わらせられたので、先週の休日には、1か月近くほとんど手を付けられずにものすごい勢いで伸びてしまった家の周りの草刈りを思う存分やるつもりでいたのに、3日間雨ばかりが続いてさっぱりできず、今週の今日になって工房までの通路の草刈りを始めたら、思いがけないところにぽつんぽつんと、露草が咲いているのを発見。
やっぱりこの青、好きだなぁ。
先週の後半から、少し気温が下がるようになって、夜が涼しくなった。
まだセミの声は賑やかに聞こえているけれど、庭先の草むらを歩くと、ショウリョウバッタのこどもが飛んだり、夜には虫の声が聞こえたり。
夏至の頃には4時前に明るくなっていた夜明けの時刻が、今では5時ごろになり(夜中から朝にかけてパンの仕込をするので、実感を伴っているのです)、夕暮れも早くなった。
あれだけの猛暑が落ち着いて、秋はもう、すぐそこに来ているみたいだ。
ギンヤンマの住む世界
連日の猛暑で、パンを焼く工房の中は毎日のように40℃近くまで暑くなるのだが、諸事情により、当店ではエアコンを使っていない。
おかげで、お客さまにはたいへんご不便をおかけしておりまして、申し訳ありません。
なぜか、といいますと、もともと電気の使用量を増やしたくないと思っていたところに、東日本大震災の原発事故があった時に福島県に住んでいたことで、その思いをより強くした。(会津だったので地震の被害はほとんどなかったのだが、私が住んでいた町にも浜通りから避難してきた人たちが何組もいたりして、原発事故を生々しく感じた)
とか、夏は暑くてあたりまえ。必要以上に冷やした場所に長くいると自律神経が働かなくなる。(とくに、パン屋の仕事をする日は睡眠時間が3時間くらいしか取れないので、その状態でクーラーの効いた部屋と外気温の温度差を行き来したら、完全に自律神経がダメになって体調不良から立ち直れなくなりそう)
など、思うところがあってクーラーを使っていない。(その代わり、換気扇と扇風機は使っています)
レモンユーカリときのこの子
1週間くらい前に、レモンユーカリの鉢にキノコの芽(?)のようなものが出ているのに気がついたのだが、今朝起きてベランダに出てみた瞬間にものすごい勢いで驚いた!
思わず、
ぬぉ~!
と、言葉にならない声を発してしまった。
そこにあったのは、大きな傘を開いたレモン色のキノコが二つ。
レモンユーカリの鉢植えに何気なく目が行ったら、植木鉢からはみ出んばかりにキノコが2つ、にょきっと生えていたとしたら・・・驚くでしょう?
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