風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

パンのある食卓

 パン屋のブログだというのに、考えてみれば、パンの紹介をしていない!
 と言うことに気がつきまして。
 っていうよりその前に、みなさまはこのパン屋の長い名前をちゃんと憶えてくださっているのだろうか?ということが、たまに気になったりしています。


 「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」と申します。


 よろしくお願いいたします(あらためまして・・・
  ◎ちなみに、店の名前の由来はこちらに書いています → 2014.1.6



 さて、自己紹介しましたところで、
 ここでは、こんなパンを焼いております。




◆バンズ
 国産小麦粉、全粒粉、酵母、洗双糖、自然塩
 ・・・という基本的な材料のみで作った、いちぱんパンらしいパン。
 ごまかしがきかない分、酵母の状態が如実に表れ、発酵の見極めが難しいのですが、小麦粉本来の味がよくわかります。
 作り手としては、いちばん最初に味わっていただきたいパンです。





◆カンパーニュ
 国産小麦粉、全粒粉、ライ麦粉、酵母、洗双糖、自然塩
 ライ麦粉を加えてある、食事パン。ハード系で、高加水ではない目の詰まった生地ですが、そのまま食べても固すぎない程度のもっちり感があります。
 スライスしてトーストするとかりっとした食感になり、違ったおいしさが楽しめます。
 あるいはくし形に切ってトーストして、スープと合せたり。
 サンドイッチにも向いています。チーズやハム、野菜をはさんだり、クリームチーズとジャムを乗せてちょっと甘いおやつにも最適です。





ライ麦パン
 国産小麦粉、ライ麦粉、酵母、洗双糖、自然塩
 ライ麦粉20%で作っているので、酸味も少なく、食べやすい食事パン。
 カンパーニュと同じように、召し上がっていただけます。





◆ブランブレッド
 国産小麦粉、全粒粉、ふすま(小麦外皮)、酵母、洗双糖、自然塩 
 小麦の外皮であるふすまを配合してあり、野性的な小麦の味が楽しめます。
 トーストや、サンドイッチにも向きます。





◆プチカンパーニュ
カンパーニュ生地の中に、クリームチーズとドライフィグ(干しイチジク)を入れて、食べきりサイズで作っています。





◆食パン
 国産小麦粉、全粒粉、酵母、牛乳、バター、洗双糖、自然塩
 焼きたてはふわふわなので、ちぎって食べるのがおすすめです。
 1日置くと生地が落ち着いて、スライスしやすくなります。
 (生地がつぶれることなく、ご自分でサンドイッチ用の厚さにまでスライスできます)
 トーストすると、表面がサクサク、中がふんわりした食感です。
 ごま、ケシの実、麻の実を入れた、シリアル入り食パンもあります。




バターロール
 国産小麦粉、全粒粉、酵母、洗双糖、自然塩、牛乳、バター
 全粒粉入りのバターロール
 一度食べてはまった、という人が多い、秘かに人気の一品。
 気温が高くなる夏場は成型が難しくなるため、シンプルな丸パン(バターボール)になります。





シナモンロール
 バターロール生地に、シナモンシュガーとクルミを入れて作ってます。
 一般的にデコレーションしてあるアイシング(砂糖衣)はせず、品のよい甘さに仕上げています。





◆あんパン
 小豆あんのごく普通のあんパンの他に、季節のあんパンが時々登場します。
 春の桜あんパンやよもぎあんパン、抹茶かのこ(抹茶あんに甘納豆入り)、夏が過ぎる頃から秋にかけてのかぼちゃあんパン、秋の栗あんパン。
 ちょっと変わったところでは、白あんにゆかり(梅干をつける時に使う赤じその梅酢漬けを乾燥させたものを細かく粉砕した、ふりかけになっていたりするアレ)を入れたゆかりあんパン、など。
 それぞれのあんも手作りしているので、素材の味が生きています。
 





◆カレーパン など
 カレーパンは、スパイスを利かせた手作りのカレーをバンズの生地で包んだ、焼きカレーパンです。
 中身はその時々で、チリビーンズになったり、なす味噌、あるいは野菜と挽肉のトマトソースになったりします。




◆ベーコンエピ
 バンズ生地に、益子町の「とん太ファミリー」さんの無添加のベーコンを入れて作っています。
 ベーコンエピの他に、とん太ファミリーさんのソーセージと自家製ポテトサラダを食パン生地で包んだ、ポテト&ソーセージを作ることもあります。
 どちらも、気が向いた時に時々登場します・・・。






◆クグロフ
 クリスマスの時期に作っています。
 ベーキングパウダーを用いたパウンドケーキのような生地をクグロフ型で焼いたクグロフもありますが、ここで作っているのは、自家製酵母で発酵させたリッチ生地(バターや卵を入れたパン生地)のクグロフ。
 ケーキ生地ほどの大量のバターや砂糖を使わずに生地を仕込んでいるので、一口目は甘みが少なく、物足りない感じがするかもしれません。でも、2口3口と食べていくうちに口の中にほんのりと甘みが広がっていき、発酵させたパン生地のおいしさを感じていただけるのではないかと思います。
 焼きたてよりも、1日以上寝かせた方が生地がしっとりと落ち着き、おいしくなります。特に寒い時期には生地がしまって固くなりやすいため、オーブントースターで1分半ほどあたためると、ふんわりとしておいしくお召し上がりいただけます。