風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

パン工房を仲間力で作る

 実家に帰ってきてから、

 自宅の庭先にパン工房を造ってパン屋をやりたい。
 
という思いをカタチにしたいと思いながら、1年半が過ぎてしまった。
 去年、工務店さんに見積もりを出してもらったら、なんだかんだ600万円ということになり、それは無理だ・・・と思った。が、それで諦めたということではない。
 できるなら、仲間を募って、自分も何かしらできることを見につけて少しでも作る手伝いをして安く作りたい。そして、できるだけ電気を使わない方法でパン屋を続けたい。
 そんなことができないだろうか?と考えていいるうちに、去年の6月、「非電化工房」のことを思いだした。
 パン屋で使う機材に、「ホイロ」と呼ばれる発酵機がある。たいてい大きなステンレス製で、見るからに電気代がかかりそうな様子をしている。冷蔵から発酵までできるドゥーコンディショナーとなれば、なおさらだ。少なくてもそれだけは使いたくない。ちょっとした工夫で、そんな大きな機材を使わなくてもすみそうだし・・・。それを電気を使わずに作れないものだろうか?
 そのヒントを得たいという気持ちを持って参加した、非電化工房の見学会。それに続いて「地方で仕事を創る塾(地創塾)」を受講するうちに、フジムラ先生のアドバイスをいただきながら、そこで繋がりを持った仲間の力を借りてパン工房を造る、というプロジェクト(というほど大げさなものではないけど)が動き出すことになった。
 3月からの何度かに渡るミーティングの後、ようやく建設開始日が決まった。
 非電化工房で非電化カフェの建設に関わった弟子が8月いっぱいで卒業するのを待ち、地創塾で繋がったメンバー4人を交えて、9月17日から建設が始まることになった。