今日は免許の更新に、鹿沼まで行った。
行ったついでに中古厨房機器のお店に寄って、ガスレンジ用のガス台を探したら手ごろなものを発見!買うことにして、発送を頼んできた。これでようやく、パン工房に必要なオーブンとコンロが揃った。
あとは、ホイロ(発酵機)だ。
業務用のホイロ、あるいはドゥーコンディショナーと呼ばれるものは、一人営業のパン屋にとっては大きすぎる上に高価で電気代も半端じゃなくかかるので、手作りすることにしている。
しかしこれが、途中まででまだ1号機さえも完成していない。ここがいちばん肝心なところだったりするのに。。。
そこのところは置いておき、鹿沼まで出向いたのでアンリロでランチと思ったところ、あいにく今日はお休みだった。仕方なく帰ろうかと思ったところ、道すがらにi&iというカフェがあったので入って見る。
厚揚げとカブの生姜焼き丼というのを頼んでみたら、これがとてもおいしかった!手作りの野菜をベースにした、ごまがたっぷり入ったタレが絶妙だった。
で、食後のコーヒーを飲みながら、本棚に並べてある本の背表紙を何気なく見ていて、ふと気になったタイトルがあったので手にした。
「自由でいるための仕事術」
12人のこだわりのある仕事をしている人へのインタビューを元に書かれた本で、目次にあった、
「同じこと毎日やってる。それが全然苦じゃない。
それはそれで燃えるんです。ひとりでやってるとなおさら燃える。
というか、ぼくは人といっしょに仕事できない」
というイントロダクションに惹かれて、パッチワーク職人の一節を読んでみた。そして、ちょっと笑った。どこか自分にも似ているところがあるような・・・。
私が6年半前にパン屋をやろうと心に決めたのは、実は、自分が今日やる仕事は自分で決めたい!と思ったからだ。
会社や店や役場といった組織に勤める時には、どうしても誰かからの支持を待って仕事をすることになる。それが嫌だった。今日の仕事を要領よく早めに終わらせることが出来た日には、そのまま早い時間に切り上げて帰りたいのに帰れない、というのが苦痛だった。何時から何時までと決められた従業時間に拘束されたくなかった。
ま、単にわがままということなんですけどね(笑)
会津にいる時に、自分で何かをやりたいな〜と、そんなことばかり考えて暮らすうちに、ひょんなことからパンが作れるようになり、これだ!と思ったのが運のツキ。
はい。そういうわけで、これからわがままなパン屋始めます。