昨日書いた「幸せの条件」の出来事は、もちろん実話なのだが、でも、本当にお金は最後なのか?違うんじゃない?と思った方もいるだろう。
実際、この世の経済大国で生きていくには、お金はどうしたって必要になる。
田舎暮らし経験者としては、これから田舎に引越して自給自足をして人間的な暮らしをしたい、と夢みる人たちには、田舎で暮らすには貯金が必要ですよ、とアドバイスするだろう。
自分が今やりたいことが見つからない、という若い人には、自分がやりたいことが見つかった時には必ずお金が必要になるから、とりあえず今は無駄遣いしないで何でもいいから仕事をしてお金を稼いでおいた方がいいと思うよ、と言うに違いない。
でも、そういう裏事情的リアルな話は、こういうウェブサイト上でするものではなく、実際に人と人が会って話すものだと思うのだ。なので、ここで書く話はある意味建前であり、きれいごとであるとも言える。
ただ、自分がこれまでお金にとらわれ、不安になっていた気持ちをなんとか変えたい、と思っていたその部分を、パン屋を始めたことで劇的に変えられた、という事実は確かで、そこに至るまでの紆余曲折はかなり山越え谷越え壁を乗り越えての道のりだったということは言っておく。
この春社会人になった人。
これまで仕事をしてきて、何か違う・・・と思っている人。
自分らしい生き方って、どういうことなんだろう?と探し続けている人。
それを見つけて実現することは、簡単ではないし時間もかかる。でも、あきらめずに探し続けて実現する方法を見つけようとすれば、きっといつか叶えることが出来ると思う。
その道のりの中で、自分にとっての「幸せ」っていったいどういうことなんだろう?と思いあぐねた時に、私が教えてもらった「幸せの条件」5つを思い出してみると、なんだ、自分って結構幸せじゃない、と気がつくことができるかもしれない。私がそうだったように。