風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

ぶどう酵母 仕込みました

 真夏に自家製酵母でパンが作れていること自体が私にとっては奇跡なのだが、それでパン屋を持続していることにも自分のことながら驚愕しているのだが、6月からかけ継ぎしている梅酵母も2か月となり、なんとなく弱ってきている感じがしているので、次の酵母を起こしたいと思いつつ、一昨年の春に庭に植えたブルーベリーは雑草に追い越されて今年は収穫とはいかず、かといって買うのもしゃくだ!と貧乏根性でここまできたものの、本当にそろそろ次の酵母を仕込まなくては!と切羽詰まってきて何かないものか?と周りを見たところ、ぶどうがあった〜!



 ぶどうの造形って、なんて美しいのでしょうねぇ。
 こちらも一昨年の秋に植えた苗だが、嬉しいことに今年いくつか実がついたのだ。実はまだ緑色だけれど、触ってみるとかなりゆるんで柔らかくなっている。アリも来ていて、だいぶ甘くなってきていそうなのに、このままにしていたら腐ってしまいそう…しかし、アーリーキャンベルってムラサキ色じゃなかったっけ?と検索までしてしまいました。
 調べたところ、キャンベルは確かに熟したらムラサキ色。しかし、待てない!熟した頃にアリや鳥に食べられちゃったら、元も子もない。よく見るとうっすらブルームもついている。(ブルームは、果実の表面に粉が吹いたように白くなっているあれ。あれこそが、酵母の集まりらしい)
 ということで、昨日から仕込開始。






 かすかな泡も発生していて、私としてはうまくいきそうな予感がしているのだが、いかなものかは神のみぞ知る。
 自家製ぶどう酵母のパン。作れますように!