一昨日の夜から、あめが行方不明になった。
夕方、暗くなってから外出先から帰った時、勝手口のドアを開けたスキに外に出てしまったのだろうか?
夜、茶の間にいるのがふわりとほたるの2匹だけだったものの、
あめは 向こうの椅子の上で寝ているのかな?
と、あまり気にしないでいたところ、いつまでたってもあめが姿を現さず、エサを食べにくるでもトイレに行った気配もなく、
もしや いない!?
気がついたのは、夜もかなり更けた頃。
夜が明けて昨日になっても丸一日帰ってくる様子がなく、しかも一昨日から今日に掛けては一時小雪がちらつくような小雨模様の寒い一日。いったいどこへいってしまったんだろう・・・と心配しつつも、とにかく帰りを待つしかなく、真夜中になって工房でパンの仕込をして母屋に戻る時にも、どこかであめが待っているのでは?と期待をしたものの、結局姿は見えないまま。
パンの仕込のあと、片付けも終わらせ、お風呂に入って布団に入ってふわりが枕元で添い寝をしてくれて、うとうとと眠りにつこうとした今日の午前4時半を回るあたりで、何やらガラス戸を登ろうとするガタガタという音。
あれ?もしかしてあめ??
と思いながら布団の中で耳を凝らしていたら、
にゃー にゃー
という、あめらしき声が!
布団から抜け出し、ガラス戸を開けてみると、外の鴨居の上にいた!
どこへ行っていたの?
早く おいで!
と呼び寄せて、ぐいっと前足を掴んで、鴨居の上から引きずりおろし、ようやくあめが戻ってきた。
見たところ、怪我をしているでもなく、身体が汚れているわけでもなく、精神的におびえている風でもなく、概していつも通りのあめ。いったいどこで何をしていたのやら?
一安心ののちに布団に再びもぐりこみ、朝になると、あめもちゃんと布団のそばにいた。
そして、いつも通りに工房でパンを焼いて、ちょっとした合間に母屋に戻ってみたら・・・
私が工房にいる間はストーブをつけていない茶の間は、昼間と言えども寒い。
やっぱり 猫だんごは 3つじゃなくちゃね!