ナカヤマさんが来た。
ナカヤマさんというのは、今年の春ごろ、
冷蔵庫に入れておいた ずぼらな鳥ハムが
納豆のようなにおいがするのですが
食べても大丈夫でしょうかねぇ?
と電話してきた、ナカヤマさんである。(はい。こちら → 2015.4.13 )
いやいや、それより、このパン工房を造ったメンバーの重要人物の一人であるナカヤマさん。と言わねばなるまい。そう、この工房を造った仲間の一人、なのである。
ナカヤマさんは、工房建築が終わったあと、同じく非電化工房繋がりの仲間のカフェを立ち上げるための手伝いや非電化パン屋プロジェクトの2軒目の建築など、旅をしながらの暮らしをしていたらしいのだけれど、直近の半年ほどは、栃木県内某所のカフェで手伝い(見習い?)をしていた。で、その仕事も年内で終わりになるため、山梨の実家に戻る途中に我が家に寄ってくれたのであった。しかも今日は、非電化工房繋がりの元地創塾生を一人伴って。
着いたのがもう暗くなってしまった5時過ぎだったのだけれど、
(那須から実家に)戻る前に
あおいさんのところには 寄らないと
と 思って・・・
と開口一番に言われて、なんだか嬉しくなった。
ナカヤマさんとは、2年ぶりの再会である。でも、なぜかそんなに会っていないという気がしない。
工房建築の3ヶ月間、家族同然のように仲間たちと暮らしたその時間があまりにも濃密だったため、まだこの前のことのような気がするのだが、考えてみれば2年もの歳月が経っていることにあらためて驚いた。
そう言えば
ちゃんとパン屋になったところを
見てないよね〜
そうなんですよー
そんなことを言いながら、一緒に来たO2さんと共に、すっかりパン屋らしくなった工房を見学する。
よく見ると
天井が 歪んでいるところがありますね
なんだか
懐かしいなぁ〜
ナカヤマさんといると、みんなで工房を造っていたことがついこの前のことのような気がしてしまう。
そんなこんなのナカヤマさんは、今日はこの家に泊まっていく。
おもしろいことに、非電化工房繋がりの人たちの仲間意識はみんなクールでドライなので、男女に関係なく家に泊めることにはほとんど何の抵抗もない。独身の男性を泊めたら何かアブナイことが起きるかもしれないからどうよ?世間的には憚られることなのでは?なんていう疑問は、全く起きないのだ。
実際ナカヤマさんにとってこの家は、3ヶ月間寝泊まりした勝手知ったる我が家みたいなものなので、緊張感もほとんどないのではと思われる。
明日は どんな感じですか?
私は 8時ごろに起きて
すぐに仕事を始めるので
いつまででも 寝ていてください
起きたら てきとーに
工房に顔を出して
ああ
わかりました
では
湯冷めしないうちに
寝てくださいませ
ありがとうございます
おやすみなさい
そんな感じで、夜が更ける。
それから私は、明日使うためのさつまいものペーストと、ゆず&アップルジャムを作り始めたのだが、いい加減ジャムにしておかないともう傷んでしまう2か月放置状態の紅玉をすべてジャムにしてしまおうと始めたら、作り終えたのが1時になってしまった。
昼間もなんだかんだと雑用をこなしていたので、この時点ですでにくたくたになってしまい、急に睡魔が襲ってきた。そうなるともう、体が疲れていることを思い出したように眠くなる。このまま工房に行っても眠すぎて立っていられそうにないので、こたつでちょっと転寝することにして、寝て、はっ!起きたら、
うわ〜
2時半になっちゃった!!
いっか〜ん!
あわてて工房に入って生地の仕込みを始めたが、仕込が終わったのは案の定朝の6時半を回ってしまった。
それからお風呂に入ったら7時になって、これから布団に入ったらもう絶対起きられない!と、またもやコタツでちょっと転寝してはっ!と起きたら、8時半近くになっていて、
うわっ!
寝すぎた!!
とあわててまた工房に向かい、そうしてあらためて27日の朝が始まるのであった。
(27日に続く)