風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

春の4草

 そう言えば、我が家の庭にペンペン草も生えていたけど、あれは今年もちゃんと芽を出したのだろうか?
 と、ふと思い出して探してみると・・・




 いた!
 やや貧相な面持ちだが、去年見かけたあたりで咲いていた。
 本名は、ナズナ。ハート形の葉っぱをちょっと引っ張って揺れるようにして茎をくるくる回すと、葉っぱがぶつかりあって小さな音がする。だから、ペンペン草。
 ナズナが生えているこの場所は、私が縁側から外(主に物干し台)に出る道筋にあるため、踏み固められて「人道」になっているところに近い。気にして見ようとしなけでば見落としてしまいそうな小さな野の草。絶えることなくここで咲き続けてもらうために、踏みつけないようにしなければ。

 ナズナのすぐそばで、ハハコグサも咲いていた。




 ちなみに春の七草の御形(ごぎょう)は、このハハコグサのこと。
 考えてみたら、セリ、ナズナゴギョウ(ハハコゴサ)、ハコベラ(はこべ)までは、うちの庭に自然に(というより、昔から変わらずに)生えている。
 お正月の七草粥の頃にはまだ芽を出さないけれど、こうやって春先に地面に腰をかがめて探すのは、子供心を思い出させてくれるみたいで、わくわくする。これも、桜に負けないくらいの春の楽しみの一つ。