皆さますでにお気づきのことと思いますが、こちら、パンの話がほとんど出てこないパン屋のブログなのだが、今日はパンの話である。(えっへん)
昨日いらしたお客さまに、
100%のライ麦パンを食べたいのですが
作ってもらえますか?
と言われ、
できなくはないと思いますが
実は 100%のライ麦パンを作ったことが
ないので・・・
と答えたら、
100%のライ麦パンが食べてみたい
と、なぜだかとても食べたそうに言うので、一か八かで(!?)作ってみることにした。
作り方を検索してみたものの、本格的なドイツパンを作るには難しすぎて一朝一夕にできるものではなかったので、考えた末に、単純に、最近商品化した「黒パン」(ライ麦粉50%小麦粉50%を、ライ麦粉の元種で発酵させて焼く)をライ麦粉100%にして作ってみることにした。
形をどうするか迷ったのだが、生地を作ってみたところ、型に入れるよりは手成型で四角くした方がよさそうだったので、粘土細工のように四角く形作って焼いた。
小麦粉0%=グルテンフリーのため、ほとんど膨らむことなく、ずっしりと重い。
固くなっちゃったかな・・・
と思いながら早速試食してみたところ、固すぎることもなく、酸味も強烈ではなくて程よい酸っぱさがあり、噛むほどにライ麦全粒粉の味わいが口の中にじわじわと広がってきた。
ただ、使ったライ麦粉が粗挽きだったため、食感がざらついているので、細挽きの粉を混ぜた方が舌触りがよくなりそうな気がする。
お客さまがイメージするものがどんなものかがわからないので、これでいいのか?と疑問なのだが、とりあえず、ライ麦粉100%を発酵させたパン、にはなった。
ご注文のお客さまは、今度の土曜日に来店予定。気に入ってもらえるかな?