文月

　あじさいと雨の季節。

　

　先週、益子のスターネットに所用があって出かけた折、週末に売れ残ってしまったパンを差し入れに持っていったら、今日、スタッフの方々からの、お礼の絵はがきが届いた。
　実家を出て一人暮らしを始めた大学生の頃から、東京や会津に住んでいた時まで、妹とよく手紙のやりとりをした。ポストを開けて手紙が入っていた時の嬉しさといったら・・・。手書きの文字や便箋の模様や紙の質感や、そんなところまで含めて、読むのが楽しかった。
　インターネットを使うようになってから、手紙はメールに替わって、便箋や絵はがきの出番もほとんどなくなってしまった。
　今どきの人たちは、返事を待ちわびる、なんて言葉は使わないんだろうなぁ。（なんだか、昭和のにおいがしますね～）

　折しも7月は、旧暦で文月。
　あの頃の、手紙をポストに入れる時の秘かなときめきが懐かしい。