風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

日々の徒然

戻り梅雨

梅雨が明けたと思われる宣言が出て夏になったと思いきや、季節が逆戻りしたような空模様が続き、枯れかけのアジサイに雨が降る。 6月の半ば頃、庭のモミジにキジバトが巣を掛けた。 パン工房のすぐわきにあるモミジの木だったので、それから毎日、木を見上…

水路

久しぶりに、大前神社にお参りに行った。 出かける時からちょっと怪しげな雲行きだったのだけれど、神社の境内に着いたら案の定、小雨が降り出した。 神道において「雨」は、穢れを流してくれるもの とされているので、神社で雨に降られるのは悪いことではな…

幸せの青い果実

品種にこだわって植えた庭のブルーベリーが、早くも10年経ち、自分の背丈くらいに大きくなった。 植えっぱなしでほとんど世話をしないものだから、なかなか収穫量が増えなかったのだけれど、今年は鳥に横取りされる前に摘みとって、5瓶のジャムになる。

真夏日の月曜日のアリ騒動

先週末の営業日、3日連続で真夏日になった。 しかも、真ん中の土曜日には、工房内の室温が42℃まで上がった。 その日群馬では最高気温が40℃を記録し、宇都宮の予想最高気温は38℃だったらしく、工房内が42℃もさもありなん。 ちなみにその日、パンを焼…

ごほうびサングリア

先々週の週末に、常連のお客さまから、取り寄せしたという レモンとブラッドオレンジをおすそ分けでいただいた。 そこで思いついて、いちごとシナモンスティックをプラスして、サングリアを仕込んだ。 営業日明けにちょうど飲み頃になるはずの、ごほうびサン…

酵母の恩返し・の ような謎

先週末の営業日の3日間は、一度もふとんに寝られなかった・・・という事態に見舞われるほど、パンの仕込み~焼成~接客~片付けに加えて、日々の家事が立て込んだ。 コロナ禍以前からくすぶり続たまま、停滞していたパン屋の来客状況が、ここ1か月ほど前か…

開店8周年

2022年2月14日、開店8周年となりました。 ここまで続けてこられたのも、ご来店くださるお客さまがいてこそ・・・ あらためて感謝申し上げますm(_ _)m

謎の菌事件 3

年末工房

夢心地

数日前から 返り咲きしたらしく、今年2度目の金木犀の甘い香りが近くで漂いだした。 庭ではイヌタデ、ゲンノショウコ、ホトトギス、水引草が咲いている。 先週末あたりから、朝方、足元の草に朝露がつくようになり、秋の深まりをそんなところでも感じる。

google マップの怪 その後

前回、8月24日のブログで書いた、googleマップからのご報告、 あなたが編集した場所が他のユーザーに注目されています あなたが名前を変更した 風の通りすぎる場所@あおいベーカリー の閲覧数が、変更後 5,000 件を超えました。有益な編集に感謝申し上げ…

Google マップの怪

実質8か月ぶりに書いた前回のブログで、Google マップの顛末を書いたのだけれど、今日はその後日談ということで。 後日談の前に、今までの経緯を時系列順にわかりやすく書いてみると、 ●ひょんなことでGoogle マップに載っている自店の情報がデタラメなこと…

「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」営業しています

ブログが更新できないまま、今年も8月も半ばとなってしまいました・・・ どうも最近、長文を書くことが負担になってしまい(年のせい?)、こちらが更新できずにいるのですが、インスタグラムの方に週に1~2回程度投稿しているので、フォローかたがた、そ…

真夏の夜の怪

仕事日終わりの日曜日の夜は毎週、夕食が終わった後に 脱力→睡魔→爆睡となり、ハッと起きてはまた寝てしまい、再びハッと起きたはずのに気がついたらまた寝てしまい、またもやハッと何度目かに起きたら真夜中・・・というパターンに陥るのだが、昨日もその悪…

酵母記念日

生きてきた中で 自分にとっての転機となった この日がスタートといえる 特別な一日は いくつかあるけれど その中でも 日にちを確実に覚えているのは 7月17日しかない

月曜日

仕事日にはおおよそ午前2時前から仕込みを始めて、午前6時半くらいにそれが終わっていったん自宅に戻り、お風呂に入って、そのあと10~20分布団で寝る。というのが通常パターンになっているのだけれど、昨日、布団の中でハッと目が覚め時計を見たら1…

栗クリくり

一昨日直売所で栗を見つけ、去年作りそびれた栗あんパンを今年はぜひとも作りたい!という思いで買って、とりあえず茹でておいた。 本当なら昨日のうちに栗あんを作っておくつもりだったのに、草刈りやらなんやらをしているうちに時間がなくなり、本日の夜中…

飛行機雲とほたるのヒカリ

生前に何度も言われていた通りに父も母も散骨にして、お墓を作らなかったので、基本的に我が家にはお盆や法事にまつわるあれこれがない。 父が亡くなったのは、春のお彼岸の頃に私が帰省して3~4日滞在して会津に戻った、その3日後だった。 帰省して父に…

夏を葬る 2

昨日の夕方、ベランダの石畳にカブトムシ(メス)がひっくり返っていたのを見つけた。 何の障害物もないここで、どうして転んだのか?と不思議に思いながら起こしてみると、体は土で汚れ、甲虫本来の輝きを失い、どこかに打ちつけたのか羽には凹んでいるとこ…

2020年夏の接近遭遇

子供の頃に昆虫図鑑で見て、その美しい浅黄色の模様に、 この蝶の本物を見てみたいなぁと憧れた、アオスジアゲハ。 その頃に時々、庭に飛んでくるのを一瞬見かけることがあり、動体視力を駆使して見つめるのだけれど、いつも飛んでいるところに遭遇するだけ…

生き物係

雨がいっこうに止まない。 蒸し暑さが続く。 この時期は、酵母の繁殖よりも前にカビが生えやすくなったりして、パンの元種の調子が悪くなる、もしくは上手く育たなくなる、という可能性がひじょーに高くなるのだけれど、今年も今のところ無事に元気でいてく…

夏のピンク

駒=馬を繋げるほど茎が丈夫なので、コマツナギ。 子どもの頃、ボロボロになるくらいに見ていた植物図鑑に、名前の由来が書いてあった。 9年前の冬に実家である真岡の家に帰ってきた時に、うちの庭にはコマツナギは生えてはいなかった。 以前は近くのあぜ道…

タイムの小道

実家であるこの家に引っ越してから、パン屋をやるための建物を作るまでの間に、家の入口にタイムを植えた。 パン屋の小さな看板を見つけて民家の入口に足を踏み込んだ時に、ハーブのいい香りがして、童話の世界に入り込むみたいな錯覚に陥ってくれたらいいな…

アジサイの季節

一昨年、ホームセンタで見つけて一目惚れして買った、アジサイ。 2年前に地植えして、去年はつぼみが付くほどには株が大きくならなかったのだけれど、今年は脇枝が増えて、つぼみも4つ出てきた。 記憶の中では、花びら(のように見えるが、じつは「ガク」…

カッコウは木の上で鳴く

前回に続き、鳥ネタである。 先週の金曜日の朝。 深夜2時頃から始めたパン生地の仕込みが終わり、自宅に戻ってお風呂に入って、15分ほど布団に寝て起きた時のこと。 カッコー カッコーと、鳥の鳴く声がした。 鳴き声からして、カッコウだ。 しかし今の今…

初夏の収穫

昨日の夕方、いちばん草が伸びている庭の南側の草刈りをした。 この時期の雑草は、刈っても刈ってもすぐ後ろから伸びてくる、というエンドレスのループで私を追い詰める。 その早さにすでに1周半以上追い抜かれている現状に立ち向かいつつも、あまりの草の…

雨の中で

雨の中で フェンスの上に 仲良くとまるキジバトに気がついた 鳴くこともなく 顔を見合わせるでもなく ただ ここに 二人でいる ということだけで満たされている そんな雰囲気を漂わせながら 微妙な距離を縮めるでもなく かなりの間 そこにとまって じっとして…

time in the flower

先週、野菜を買いに直売所に行った時に、矢車草の花束を見つけて買ってきた。 中学生の頃、庭に母が矢車草を植えていたことがあり、その青紫色の花と形が美しく、以来、矢車草は野草好きな私が珍しく好きになった園芸花の一つになった。 たぶんそれと同じ頃…

春に咲く白い花

エルダーの花が、満開になった。 風が吹くたびに細い枝が揺れて、ハーブのような花の香りがほんのりと、庭に漂う。 その瞬間、「ここにいる」という そのことが、幸せのアロマテラピーになる。

ひっそりと その時を待つ

夕方、このところの暖かさで急に枝葉が伸びたモミジの剪定をした。 剪定といっても自分の裁量で切り落としていくだけなので、木を整える、という形には行き着かないが、とにかく自分の手の届く範囲にとどめておかないと手に負えなくなってくるので、そうなる…

野の春

気がつけば、ツツジの季節になっていた。 子どもの頃から玄関先に植えてあった朱色のツツジ。 小学校の入学式の時に、この木のそばに母と立って記念撮影をしたのを覚えている。 その頃は花がたくさん咲いていたけれど、今はだいぶ老木になり、花数が減って、…