風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

電気工事1

 那須の非電化工房で、「地方で仕事を創る塾」を受講したことで繋がった仲間と作り始めたパン工房。できるだけ電気を使わずに・・・ということで、幾分かの電気は使う必要がある。
 たとえば、冷蔵庫。自家製酵母でパンを作ることにこだわるつもりなので、その保存にはどうしても冷蔵庫に頼らざるを得ない。あるいは、オーブン。ガスオーブンでスタートする予定だが(いつしか石窯で焼いてみたい…)、点火には電気を使う。
 ということで、工房内には電気の配線が必要になる。そのうちの屋内配線くらいは自分たちで出来ないものだろうか?と、ぎりぎりまで粘って考えたのだが、知識も経験もないメンバーのみでやるにはリスクが大きいため、ここは仕方なく業者に頼むことにした。
 3軒の電気屋に見積もりを依頼した結果、素人が集まって工房を造っていることをおもしろがってくれ、なるべく安く済むような工夫をしてくれた小池電気さんにお願いすることにした。おかげで、母屋から電線を分岐して、30Aの契約のままで使えるような配線をしてもらうことができそうだ。さらに、もしもそれで電気の容量が足りなかった時にはすぐに契約を上げられるように、単三分電盤までつけてもらえることになった。



 電気の配線のことをしばらく保留にしたため、天井を張らずに置いた現場を見て、小池電機さんは工事を依頼したすぐ後の日曜日に、休みを押して来てくれた。
 照明やスイッチの位置を確認しつつ、配線の様子を興味津々に見ていた私たちに、小池さんは手際よく作業をしながら、複線図まで書いて説明をしてくれた。配線の様子を見ているだけでも、自分たちでは無理だったと自覚したが、説明してもらったり壁に穴を開ける手伝いをしたりして、とても勉強になった。



 電気の配線が終わったことで、来週は天井、内壁、床の作業がようやく再開する。
 それが終わったところで再び小池電気さんに、器具との接続、そして母屋の分電盤とのケーブル接続の工事に来てもらうことになる。