アマゾンで気になってぽちって買ってしまった、パンの本。
パンを作り始めた時には、単純にパンの作り方だけを読んで作れるようになりたいと思っていたけれど、失敗を重ねて自分なりの作り方を身につけていくと、最初の時には読んでもわからなかったことが、実感を伴って理解できるようになってくる。
6年前の自分なら、難しそうとぺらぺらとめくって終わってしまいそうなこの本、分厚くて、「読む」ところが多い。でも、今の自分には、目次を見ただけでもおもしろそう!と思える。
製パンを学校で習ったわけでもなく、パン屋で仕事をしたことがあるわけでもなく、山奥の町でパン屋がなかったから作り始めた、という経路でパンを作り続けてきたからこそ分かることもたくさんあるような気がする。
酵母という生き物の力を借りてパンを作る時に必要なことは、五感を働かせること。
自分の畑でなったブルーベリーで酵母を起こしてパンを焼く。その時はただの思いつきだったけれど、今から思えばそこからスタートできたことは、私にとって、とても大切なことだったのだ。パンはどのようにしてできるか、という根っこの部分を最初に体感できたのだから。
そういえば、初めてブルーベリー酵母でパンらしきものが作れた時、「ブルーベリーの神様が降りてきた!」と大感動したっけなー。