風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

ギフト

 10月後半から、週4日の仕事日となって、睡眠時間3時間×4日間を繰り返していたら、さすがにちょっと疲れがたまり、この前の日曜日にはっと目が覚めて時計を見たら、なんと10時半だった!(朝寝坊 新記録!!)
 思わず、

 私は どうすればいいの・・・

とつぶやきながら起きて(開店時刻は11時となっております(笑))、とりあえず仕込んだパン生地はパンにしなければと、過発酵気味になっていたものも当初の予定を変更しながらパンにしたのだけれど、その日のお客さまが幸か不幸か少なかったので、のんびりパンを焼きあげ、日曜日が終わって、ようやく私の休日が来た。

 というわけで、ブログもしばし休んでいたうちに、なんと!12月も4日となっているではありませんか!
 あの大雪の日の開店日から、もうすぐ1周年、という日もなんだか間近に思えてきた今日この頃。時間が経つのが早すぎる・・・

 と思う間もなく、本日は、早くも仕事開始日。店は開けないけれど、スターネットに納品用のパンを焼いた。陶器市や連休が過ぎて、個数が少ないので、のんびりとパンを焼いて、スターネットへ納品に。
 実は、木曜日はスターネットは休日のため、納品はとある場所に設置してもらった箱に入れて受渡しをしている。今日もいつものように車を横付けにしてパンを持って、納品用の箱のふたを開けたら、何やら中に入っているものが・・・。
 手に取ってみると、担当スタッフの方のメモが付けられたかりんとうの袋と、スターネットの現統括の和子さんのメモが付けられた小豆や大豆が入った袋だった。
 以前も、箱を開けたらりんごが入っていたことがあり、なんだかおとぎ話の葛篭(つづら)の箱のようなのだが、そんなサプライズなギフトをいただくほかにも、時折パンの様子を聞きにお店に立ち寄った折には、いつもお茶を(時にはケーキ付で)出していただいていて、カフェ時間を楽しませてもらっている。私の方では、スターネットに寄るつもりの時には、売れ残ったパンを差し入れで持っていったりしているのだけれど、自分一人では食べきれないパンを食べるのを手伝ってもらっている、というくらいのもので、売れ残りのものを持っていくというのもなんだか申し訳ないような気がしているのに、和子さんに「パンを食べるのが楽しみで・・・」と言っていただいたことがあり、どうもそのパンを、和子さんやスタッフの方が楽しみにしてくださっているらしいのだ。「いつもおいしいパンをありがとうございます」と、会うたびにスタッフの誰彼となく声をかけていただくことも多く、何だかそのたびにこちらがこそばゆくなっている。
 
 
 のんびりとパンを焼いても、そのあとの片づけを終わらせているうちに時間はあっという間に過ぎて、スターネットに納品に出たのはもう冬の夕方の暗闇が深まりつつある時刻になってしまった。おまけに今日は、曇り空から雨が降り出し、寒々とした道行きとなったのに、箱を開けた時のギフトが、私の心をぽっと温めてくれた。
 私を大切にしてくれる人たちのいる場所・・・。スターネットに来るたびにもらうのは、お金では買うことのできない、温かな心のこもったギフト。