失敗続きでパンの元種にならなかった、自家栽培のぶどうの発酵液。
今日は再度挑戦ということで、小さなガラス容器に仕込んだ。
自家培養酵母のパンの元種を作るのに必要な発酵液は、ほんの20gあればよい。
私は元種を、粉と発酵液を1:1の割合で仕込んでいるので、小麦粉も20g。
これをゴムべらで混ぜたら蓋をして、室温に放置。発酵して2倍近くに膨らむまで待つ。
前回元種作りを開始した時には、残暑が戻って蒸し暑くなり、工房内が25〜34℃くらいの状況だったが、今日は秋雨になって肌寒いくらいの陽気となり、室温は22〜23℃といったところ。今度は妙な菌が先に繁殖してしまわずにうまくいきそうな気がするのだが、これが淡い期待に終わってしまうかどうかは、神のみぞ知る。
ついでなので、やはり冷蔵庫に保存していたはちみつ梅を発酵させた液でも元種を仕込んでみた。
発酵のピークの範囲内と思われるぶどう酵母に比べて、梅酵母の方はピークを過ぎてしまったように見えるが、梅自体の発酵力が強そうなので、のびんびり様子を見ていればうまくいく可能性もある。
うまくいかない時には小麦粉がだんだん緩んでトロ〜ンと流れるような状態になってしまうのだが、うまく行く時には容器を斜めにしても仕込中の元種が容器の底に張りついたような状態で、さかさまにしても落ちないくらいになってくる。
今のところ、どちらも後者の状態を保っているので、パンの元種になってくれる期待大・・・かな?
いずれにしても、自家製酵母のパンを作る時のコツというのは、焦らずゆっくり、いかに待てるかが鍵だったりする。
ま、仮にこれがうまくいかなかったとしても、また次があるさ。
さて、どうなることやら!?