マユミの木に、花が咲いた。
ニワゼキショウも、庭のそこここで咲いている。
夕方、少しだけ、庭仕事をした。
雑用が多すぎて草むしりに手が回らないでいるうちに世は春爛漫となり、このところの暖かさと雨で草の根が張り、そんな間に草むしりの時期を逸して、今日はすでに草刈りになってしまった。
それでも、伸びてきたオカトラノオやフタリシズカや、ラベンダーの蕾が膨らんでいるのを見つけたりすると、嬉しくなってくる。
気がつけば、つい春先までひょろひょろで、瀕死寸前に見えていたワイルドローズがひこばえを出すほど元気になって、急に株が大きく育っていたり、植えてから今まで10年以上も側枝を出す気配がなかったエルダーが急に幹をたくさん伸ばし始めたり、私が植えた木の成長の様子が、なんだかいつもとは違っているようなのだ。
種から育てた紅玉の木も、3年目となる今年、私の背丈を超える高さになっている。
なんとなく庭にパワーがあふれているような気がするのだが、工房を建てる前年に庭の木を伐採して以来、日当たりがよくなったおかげで、植生が少しずつ変化してきているのは確かだ。
この庭のパワーが
私の人生にも
ひと花咲かせてくれないものかね〜(他力本願
何てことを思ってしまった、しがないパン屋の休日。