今年の5月に酵母が途切れて一時休業するという事態に陥って以来、月に1回くらいのペースで、新しい酵母を起こすようにしている。
元になるのは、季節の果物。
夏の時期には梅やブルーベリー、秋にはぶどう、紅玉ときて、昨夜仕込んだのは、みかん。季節はすっかり、冬である。
今まで、果汁たっぷりのみかんの実で発酵液を採ったことはあったのだけれど、みかんの皮で酵母を起こしたことはなかった。が、みかんの皮を乾燥させて酵母を起こす、という話をとあるところで聞いたことがあって、それを試してみたいと常々思っていた。
そして今回、ようやくそれを実行してみる機会がやって来た。
左は、みかんの中身だけを入れた瓶。水を入れずに、みかんの果汁だけを発酵させる。
右が初めて試してみる、みかんの皮と水を入れた瓶。
ちなみに、かんきつ類は、温州みかんだけがパンを作れる酵母を採取できるらしい。なので、ゆずを発酵させてもうまくパンを作れる元種にはならないのだとか・・・。(私自身ゆずを発酵させたことはないので、自分では未確認の情報)
みかんの皮酵母、うまくいくだろうか?
パンの作り始めの、この、どきどきわくわくする時間が好きだ。