先週、1輪が花開いたスイセンに、
今週は2つ目の花が咲いた。
去年の11月以来、パンの元種を起こし始めた最初の頃はうまく酵母が育っていると思われたのに、途中からどうも違う菌が繁殖して酵母が負かされているような状況に変わってしまう、ということが続いていて、今年に入ってからあらためて起こし始めた元種も、やはり最初はうまくいっているように見えたのに、途中から、あら・・・なんか違ってきている…というよろしくない状況に変わってしまった。
試しにパン生地をこねて焼いてみると、ふくらみが悪いものの、味は悪くなかったりということもあって、使えないわけではないようなのだけれど、発酵力が足りない、ということまではわかる。
それで、その捏ねたパン生地を試しにそのままビニール袋に入れて置いておくと、時間がかかりつつもだんだんと膨らんできたりもして、
一体何がどうなっているんだか?
疑問だけが膨らんで結局のところ原因はさっぱりわからずじまい。
なのだが、その失敗の様子を観察するうちに、思いついたのだ。その、発酵力を担う酵母が育っていないと思われる元種を立て直す方法。
なんか違う、という状態になった元種は、水っぽくなってゆるくなり、膨らんでこない。そうなった時に、小麦粉だけを足して濃度を濃くして再発酵させると、いい状態に戻せる…可能性がある。実際に今回、それで立て直すことができた!
と、書いているこの文章が何を言っているのかわかる方はあまりいないと思うのだけれど、とにかく、パンの元種が失敗しそうな時に使えそうな対処法を新たに一つ見つけた。ということなのだ。
観察と実験。トライ&エラー。
私にとってはこれは、
おお~!
大発見!
と言いたくなるような(実はたいしたことではないのだけど)、嬉しい積み重ねの成果なのである。