このところ曇ったり小雨が降ったり、ぐずつきがちな１週間だったが、晴れて暖かくなった昨日、
そう言えば うちの梅
どのくらい咲いたかな？
と、成型が終わってあとはパンを焼くだけになったところでふと気になって、西側の窓からのぞいてみたら、
いつの間にか満開になっていた！
ああ～、やっぱり春になって暖かくなっているんだな～
と思いきや、今日はまた冷たい雨が降って、肌寒い。
とはいえ、夕方の５時が今はもう普通に明るくなり、６時でも薄明るくなりつつある。
毎週木曜日、益子のスターネットに配達に行く帰り道の夕暮れの景色には薄靄がかかり、春の色合いだ。
今年もすでに３月となって、あと３週間ほどで春分の日が来る。
２月に作り始めたよもぎあんパンとよもぎのバターロール。今週末からはそろそろ、桜あんパンと交替かな・・・。
今年になってから、パン生地の種類を増やして仕込むことが頻繁になって、時間がかかるようになり、仕事日の睡眠時間が極端に減っている。というより、
週に３～４日は布団に寝て（寝られて）いない！？
ような気がするのだが・・・。（布団に寝たいのだけれど、はっ！と気づけばこたつで寝てしまっていて、目が覚めたと思いきやすぐにまたいつの間にか寝てしまい…を何度か繰り返したら、もう仕込を始めなければ！という時刻になっていて、起き出して工房へ向かい、布団に寝られずじまいになる、という始末）
そんなこんなで、三寒四温で春は近づいてくるけれど、パン屋の１週間、１ヶ月、１年は、あっという間に過ぎていくのだ。
ここ２年ほど、停滞気味だった（気がしている）パン屋の日常も、ここにきて今年は何か変わりそうな気がしている。
といっても、予感のようなあいまいなものなのだが、それとは別に、５年間仕事としてパンを作り続けてきたおかげで、パン作りについて体感として「わかる」ことも多くなった。
我が家の梅は、私がここに戻ってきて苗を植えてから５～６年となり、去年植え替えて位置を変えたおかげもあるのだろうか、急に木がしっかりと大きくなって、去年と比べても花が一気に増えた。
花がたくさん咲いて、実がそれなりに収穫できるようになって・・・。
梅のように、パン屋にもそんな運気が巡ってきますように。と、満開の梅を見て願ってしまう私なのだった。
