10連休も、今日が最終日。
って、私はその間、週末の金・土・日と、変わらずに営業をしたのでいつも通りだったのだけれど、今日の今日まで10連休した社会人や学生の方々は、一体明日から仕事や学校に行こう・・・という気になるのか?はなはだ疑問だ。
さて。
それはともかく、連休中に満開になったアマナ。
今もまだ、庭の南側の半分くらいで満開になっている。
白と緑という、潔いほどの清楚な色合いが美しい。
子供の頃からこの庭に咲いていて、尖った蕾が緑色に白の縁取りになるところがとても印象に残っている。
春になるとクロッカスに似た葉が出てきて、一面を埋める。それからしばらくして花芽が立ち、花が咲く。花が咲き終わったら夏になる前にいつのまにか葉ごと消えてしまって、次の春まで姿が見えなくなる。地中にはたくさんの球根。
そしてまた春が来て・・・アマナはそれをこの地で、絶えることなく繰り返してきたのだろう。
7年ほど前に実家であるこの場所に戻ってきて初めて迎えた春に、何十年ぶりにこの花を見て、とても懐かしい気分になった。
なんだか、どこか違う次元にタイムスリップしたような・・・。
それから毎年、春が来てアマナの花を見るたびに、この花が咲く間は自分はここにいてもいい、と思わせてくれるような、不思議な魅力を感じている。「純白」という言葉と共に、自分とこの家が浄められているような・・・そんな気持ちになる。