今年は、どこか、昭和の風情のある梅雨になっている気がする。
ここ数年、5月の連休が終わると同時にじめじめと蒸し暑い曇り空が続き、爽やかな五月晴れのないまま夏日、真夏日がやってきていきなり晴れたと思ったら真夏!(しかも災害級の高温!?)という展開になっていたように思うのだけれど、今年は連休のあとに爽やかな五月晴れの日があり、曇りや雨続いて梅雨入りとなり、時に梅雨寒の日があったり、晴れ間が出なくて洗濯物が乾かなかったり・・・という梅雨が7月半ばまで明けない、という、これまでの典型的な日本の梅雨の匂いを感じるのだ。
とにかく、蒸し暑い夏日真夏日がこれまでのところほとんどない、ということに救われる。
そんな、ちょっと落ち着ける7月を過ごす中で、ヤマモモが真っ赤に熟し、
オレンジ色のノカンゾウが咲き始めた。
コマツナギも咲いて、庭にやさしいピンク色を添える。
雨上がりのガクアジサイ。
梅雨空の向こうには、もう、夏が来ている。