梅雨が明けて8月となり、いきなり猛暑続き。
ようやくセミも地上に出始めたらしく、飛んだり鳴いたり樋(トイ)にとまろうとしてすべり落ちそうになって飛び去っていったり、見ているだけでもユニークだが、やはりセミの鳴き声を聞いてこそようやく夏が来た!という気分になることにあらためて気がついた。
梅雨寒が長かった今年の7月には、セミの声がしたと思うとすぐに聞こえなくなったのだけれど、あのセミは、出てきたはいいが、寒くて長生きできなかったのだろうか?あるいは、隣の家の大きなモミジの木がかなり剪定されてなくなってしまったので、出てきたはいいが、脱皮をするための木にたどり着けなかったのか?
と想像しては、なんだかちょっと気になるのだった。
遅ればせながら夏本番となって、先週から、夏色フーガスを焼いている。
生地の中に枝豆とトウモロコシを入れた、フランス版フォカッチャのような、オリーブオイルとハーブ(バジル)の香りが効いた塩味のパンである。
軽いランチにはもちろん、ビールやワインのおつまみにもぴったり。
ま、自分が食べたくなって焼いているところもあるので、残った時にはこれ幸いと自分で食している。
冷たい飲み物はできる限り飲まないようにしてはいるものの、こう暑いとつい、飲みたくなってくる。
春にセミドライストロベリーを作った時の副産物のいちごシロップ。いい具合に発酵して微炭酸のシロップとなり、私の喉を潤わせてくれている。
それと、思い立って今年は、アイスティを作ってみた。
お薦めは、普通の紅茶ではなく、アールグレイで作る自家製のアイスティ。
作り方はいたって簡単で、麦茶などを作るガラス瓶に水とアールグレイのティバッグを入れて冷蔵庫で3~4時間冷やすだけ。好みの濃さになったらティバッグを取り除いておく。(水800ccにティバッグ1袋を目安に)
一つ、おいしく作るポイントは、化学合成の香料を使っていない、天然香料(ベルガモットの精油など)使用のアールグレイのティバッグ=オーガニックのアールグレイティを使うこと。
ティバッグの茶葉は細かく粉砕されているので、冷たい水でも成分が出やすい上にパック入りで扱いが楽なので、アイスティを作るにはもってこい。甘みを付けなくてもおいしいアイスティができるので、お試しあれ。
ちなみにガムシロップが欲しいという折には、水と砂糖を同量ずつ(1:1ということですね)鍋に入れ、少しとろんとするくらいまで煮詰めれば、自宅でも簡単にガムシロップを作ることができる。これも、洗双糖(粗精糖)など、精製していない砂糖を使うとコクのある美味しいガムシロップになり、アイスティやアイスコーヒーをよりおいしくしてくれる。
昨日、今日と、パン工房内はなんと、40℃を記録した。去年は最高で39℃だったので、最高記録となってしまった。
日中の暑さに加え、熱帯夜が続いているのもこたえますね。
皆さま、お体ご自愛くださいますよう。