風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

おいしい収穫

 ピザを食べたいと思うことはほとんどないのだけれど、10日くらい前に自分でこねた生地で作ったピザを食べたい!という衝動に急激に襲われて、とりあえずシュレッドチーズを買った。
 仕事日に生地をこねて保存するには無理があり、かといって休日にあえて生地をこねて片付けることまで考えると面倒すぎてやる気が起きず、だったらピザトーストにしよう!ということになり(自己完結の取り決め)、ピザソースを買うか・・・というところで、市販のソースの味の濃さを想像すると食べる気が失せたので、自分で作ることにした。
 そして、夕食にチキンライスを作った日に材料がほとんど同じだったのでそのタイミングで同時進行でピザソースを作った。
 いつもはホールトマトの水煮缶を買うところを間違ってダイストマトの方を買ってしまい、ふと、ダイストマトの形をそのまま残すように作ったら美味しいピザソースになるのではないか?と思い立ち、作ってみたら、ほどよい酸味とクッキングトマトの甘みが絶妙な、自分好みのマイルドな味のピザソースが出来上がった。
 
 という、長い過程を経て、ピザトーストが完成!


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 たいへん美味しゅうございました。
 おかげで、煩悩が消えました。
 ピザの妄想に取り憑かれたままになることなく、クグロフ作りに専念できます。
 っていうか、「ピザトースト」を食べたのはいったい何十年ぶりだろう?と笑った。


 ちなみにホールトマト缶には細長いサンマルツァーノが使われているが、ダイストマトは丸い形のものが使われているらしい。(メーカーによって異なります)
 日本の生食用トマトとは違って、イタリア産の真っ赤に熟した丸いトマトは甘みもいい具合にあって、酸味ばかりが主張することなくトマトソースに使っても美味しかった。
 単にホールかダイスかだけの違いだと思っていたけれど、味が違っていて使い分けができるということを今頃になって知った。
 それに気がついたのも、ちょっとしたおいしい収穫だった。