昨夜7時半ごろ、いきなりドーン!と、雷鳴が1発鳴り響いた。
え?
カミナリ??
今日は晴れて暖かくなり、夜もそれほど冷え込んではいない。
寒気と暖気の前線の境目あたりで雷雲が発生するんじゃなかったっけ?
音がした後、雨が降ってくる気配もなく、謎は深まったと思ったら、8時くらいになって今度は、ドドーンと、2発連続で鳴った。
また・・・!?
まさか 原爆が落ちたわけじゃないよな…
東日本大震災の時に福島県に住んでいた私は、原発が爆発したというニュースが繰り返し報道されるのを見るうちに、ふと、原爆が落とされ戦争が始まる、という事実をニュースでは「原発が爆発した」と言い換えて伝えているのではないだろうか?と勘ぐってしまった。
そのくらい、原発事故のニュースが間近なものとしてあったため、その時の恐怖がある意味トラウマとして脳裏に残っているような気がする。
昨日は、そのトラウマを打ち消すように、それからしばらくしたら激しい風雨が吹き荒れた。
その雨も長くは続かずにまもなく止んで、静かな夜が戻り、雨が降ったこともすっかり忘れてしまった。
今朝起きて、昨日のうちには乾ききらなかった洗濯物を干そうと物干し台のところまで行ったら、竿にしずくが残っていて、
そう言えば 昨日
雨が降ったっけ
と思い出した。
でも、12時間以上前の雨のしずくが、まだ消えずに残っていたのか?
夜の冷え込みで、蒸発しないまま残っていたのだろうか。
水滴の残る物干し竿の上にはモミジが一葉、ひらりと舞い落ちたまま、留まっていた。
まだ美しい赤を残した、一枚の落ち葉。
その位置で時を止めたように。
ほんのひと時の風のいたずらを愉しむように。