風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

今年も クグロフ 焼きますよ~

毎年クリスマスの頃に作っているクグロフ。 今年はコロナ禍で、世の中的にもクリスマス気分ではないのでは?と、作るべきか今年は休むべきかちょっと悩んでいたところ、11月のうちに顔なじみのお客さまから、 今年もクグロフ 作りますか?と尋ねられたので…

一次発酵のためのヒント

ぼやぼやしているうちに、今年も12月になってしまった。 いつものことながら、早い! このところブログが滞り気味になっているが、なりゆきで自家製酵母のパンの作り方、みたいになってきたので、続きを書く。 パンの元種が完成した、という前提で以下参照…

元種を作る

またもやブログが途切れてしまったが、その間に先日仕込んだみかん+りんご酵母で、パンの元種作りが進んでいる。 ちなみにおさらい、ということで、こちらは紅玉の皮と芯で起こしている酵母の、仕込み始めの様子。 発酵が進んでくると、皮の赤い色が抜けて…

酵母の培養

ブログが久しく途切れてしまっていたが、厳しい残暑のあと、急に冬が来たような寒さになったり、またも暖かくなったりと気温の変化が大きく、さらに季節柄、栗あんパンやアップルロール用の栗あんやらりんごジャムを作ったり、未だに庭の草刈りをしていたり…

雨のプリズム

先週金曜日の夕方 9月も中旬となったのに まだ 蒸し暑く オーブンを使っている工房は なおさら 暑くなるし そのせいか お客さんも さっぱり来ないし 雨が降るような降らないような すっきりしない天気と気温に ぐったりしつつ 仕事も終わりに近づき 閉店間…

栗クリくり

一昨日直売所で栗を見つけ、去年作りそびれた栗あんパンを今年はぜひとも作りたい!という思いで買って、とりあえず茹でておいた。 本当なら昨日のうちに栗あんを作っておくつもりだったのに、草刈りやらなんやらをしているうちに時間がなくなり、本日の夜中…

初秋の日射し

夕方5時近くの日射しが 休日の工房の外灯に 灯りをともした

朝茶

午前2時過ぎに始めた仕込みが 今朝は 少し 早めに終わった いつも夕食の後 緑茶を飲むのが習慣となっているのだけれど 昨夜は あまりにも眠すぎて 寝てしまい 目を覚ました後も お茶を飲む余裕がないままに 工房で 仕込みを始めたので 仕込みが終わって 自…

飛行機雲とほたるのヒカリ

生前に何度も言われていた通りに父も母も散骨にして、お墓を作らなかったので、基本的に我が家にはお盆や法事にまつわるあれこれがない。 父が亡くなったのは、春のお彼岸の頃に私が帰省して3~4日滞在して会津に戻った、その3日後だった。 帰省して父に…

夏が暮れる

8月になって 梅雨が明けた途端に 極暑が続いているけれど 7日に立秋が来たので 今は 残暑 ということになるが お盆が過ぎると 急に セミの声が小さくなったり 湿度が下がってきたり 風の感触や 音の響きに 秋の気配が濃くなっていく オミナエシの花の写真…

蓼食う虫

蓼食う虫も好き好き の タデは ヤナギタデのことで 茎や葉が苦いのに それを食べる虫もいる・・・ というのが語源らしいのだけれど イヌタデを写そうと カメラを覗いていたら イヌタデにしがみついている カメムシを発見! イヌタデの淡いえんじ色と 白い二…

夏を葬る 2

昨日の夕方、ベランダの石畳にカブトムシ(メス)がひっくり返っていたのを見つけた。 何の障害物もないここで、どうして転んだのか?と不思議に思いながら起こしてみると、体は土で汚れ、甲虫本来の輝きを失い、どこかに打ちつけたのか羽には凹んでいるとこ…

夏を葬る

毎年 初夏から夏の間に よく 庭で見かけていた エメラルドグリーンのコガネムシ を 今年は あまり見かけない と思っていたら 今日 どういう訳か 干していた洗濯物の上で見つけた

2020年夏の接近遭遇

子供の頃に昆虫図鑑で見て、その美しい浅黄色の模様に、 この蝶の本物を見てみたいなぁと憧れた、アオスジアゲハ。 その頃に時々、庭に飛んでくるのを一瞬見かけることがあり、動体視力を駆使して見つめるのだけれど、いつも飛んでいるところに遭遇するだけ…

夏休みの朝

花の写真を撮ろうと カメラを構えていたら カノコガが飛んできた 小学生の頃 夏休みに 早起きして 父と 近くの高校の庭に ラジオ体操に行く時間に よく 朝露の置いた草むらで カノコガを見たのを覚えている そう言えば 今は 夏休み期間だ ということに 今頃…

生き物係

雨がいっこうに止まない。 蒸し暑さが続く。 この時期は、酵母の繁殖よりも前にカビが生えやすくなったりして、パンの元種の調子が悪くなる、もしくは上手く育たなくなる、という可能性がひじょーに高くなるのだけれど、今年も今のところ無事に元気でいてく…

時の魔法

降り続く雨 雨だれに打たれ 時間に洗われ 移ろうごとに深みを増していく アジサイの色 気がつけば アジサイの花のまわりにだけ 詫び寂の世界が 広がっている あふれ出す感情に 押し流されて しばし 歩みを止めても 時が流れる限り 止まない雨はない

夏のピンク

駒=馬を繋げるほど茎が丈夫なので、コマツナギ。 子どもの頃、ボロボロになるくらいに見ていた植物図鑑に、名前の由来が書いてあった。 9年前の冬に実家である真岡の家に帰ってきた時に、うちの庭にはコマツナギは生えてはいなかった。 以前は近くのあぜ道…

ガクアジサイ

ガクアジサイの 花のように見えているのは 実は ガクで 本当の花は 真ん中の小さな粒粒が ガクが開いた後に ゆっくりと 開花する 満開になったガクアジサイの花を マクロレンズで撮っていたら 小さなミツバチが 花粉だらけになって 蜜を集めていた7月の梅雨…

タイムの小道

実家であるこの家に引っ越してから、パン屋をやるための建物を作るまでの間に、家の入口にタイムを植えた。 パン屋の小さな看板を見つけて民家の入口に足を踏み込んだ時に、ハーブのいい香りがして、童話の世界に入り込むみたいな錯覚に陥ってくれたらいいな…

パンダのいるパン屋(仮)

露草の花が、所々で咲き始めた。 近所の土手では満開になっているところもあるのだけれど、うちの庭ではまだ、雑草の緑ばかりが目立っている。 このところ雨の日が続いていることもあり、草刈りがすでに3周遅れくらいになっているのだが、新緑と夏の濃い緑…

文月

真夜中からの仕込みが終わって 一度 自宅に戻って 再び 朝の仕事を始めるために 工房にきて 仕込みの道具を片付けながら ふと 西側の窓から 外を見てみたら ノカンゾウが咲いていた

花色が満ちる

咲きかけの時には 淡い色だったアジサイが つぼみを全部開き 雨を 含みながら 色を濃くしていく 紫のグラデーションが 鮮やかに 艶やかに なる 花色が 満ちる そんな言葉が 思い浮かんだ 2年前に 一目惚れした アジサイの色も こんな感じだったかも・・・?

初夏の庭先

何気ない野の花が咲く この庭が好きだ草刈りの時に 葉っぱの形を見て 次の季節に咲かせる花を選ぶ まるで 花瓶に花を挿すように

アジサイの季節

一昨年、ホームセンタで見つけて一目惚れして買った、アジサイ。 2年前に地植えして、去年はつぼみが付くほどには株が大きくならなかったのだけれど、今年は脇枝が増えて、つぼみも4つ出てきた。 記憶の中では、花びら(のように見えるが、じつは「ガク」…

ブルーベリー ジャム

実家である この場所に帰ってきてから植えた ブルーベリーの木が 7~8年の時を経て ようやく 背丈が伸びて いっぱしのブルーベリーらしくなった 今まで 夏草に埋もれて 草刈りが間に合わないまま 実が なっているのに気づいた頃には 鳥に食べられ 跡形もな…

梅はちみつシロップとはちみつ梅酵母

先週、スーパーで、黄色く熟しかけたご奉仕品の南高梅を見つけたので、真夏の時期に飲むように、梅はちみつシロップを仕込んだ。 梅自体が発酵力があるのだけれど、はちみつという糖度の高い過酷な環境に置かれるので、梅シロップはかろうじて発酵が進みにく…

カッコウは木の上で鳴く

前回に続き、鳥ネタである。 先週の金曜日の朝。 深夜2時頃から始めたパン生地の仕込みが終わり、自宅に戻ってお風呂に入って、15分ほど布団に寝て起きた時のこと。 カッコー カッコーと、鳥の鳴く声がした。 鳴き声からして、カッコウだ。 しかし今の今…

初夏の収穫

昨日の夕方、いちばん草が伸びている庭の南側の草刈りをした。 この時期の雑草は、刈っても刈ってもすぐ後ろから伸びてくる、というエンドレスのループで私を追い詰める。 その早さにすでに1周半以上追い抜かれている現状に立ち向かいつつも、あまりの草の…

雨の中で

雨の中で フェンスの上に 仲良くとまるキジバトに気がついた 鳴くこともなく 顔を見合わせるでもなく ただ ここに 二人でいる ということだけで満たされている そんな雰囲気を漂わせながら 微妙な距離を縮めるでもなく かなりの間 そこにとまって じっとして…