3~4年前に庭に植えて以来、毎年葉っぱしか出てこなかった一株に、今年ようやく花が咲いたスイセン。
一つ、二つとつぼみが開き、1週間ほど前に3輪目が花を咲かせた。
その前から咲いている2つの花も未だに咲き続けていて、枯れたりしぼんだりする気配もなく、美しい姿を保っている。
スイセンの花がこんなに長く咲いているものだと、初めて知った。
ただ、甘い匂いはそれほど香っていなくて、その点は、
あれ?
もっと いい匂いがするものではなかったっけ?
と、ちょっと拍子抜けがしている。
3輪くらいでは、あたりを染めるくらいには香らないのか?
越前岬のスイセン・・・までは行かずとも、いつしかそれなりの群落になって、我が家の春を先取りするようになってほしいなぁ。
早春の香りにはいろいろあるけれど、伊予柑やぽんかんなど、2月に店頭に出てくる柑橘類も、私の中に春を喚起させてくれる。
今年は、2月のかんきつセットを取り寄せして、現在、家には、伊予柑、八朔、ぽんかん、はるみ、ネーブルオレンジが勢ぞろい。近づくと柑橘類の甘酸っぱいにおいがほんのりと漂っていて、なんとなく心が弾むような気がしてくる。
その中でも特に、昭和の頃からある伊予柑が好きだ。他の柑橘類にはない、独得の匂いと味、それにたっぷりの果汁。手でむいて食べられる手軽さもあって、いろいろな品種が出てきた今に至っても、伊予柑にいちばん惹かれてしまう。
ちなみにアロマテラピーでも、オレンジの香りは不安を和らげ、前向きな気持ちにしてくれる効果があるとされているので、気持ちを立て直したい時に香りのいい柑橘類を食べる、というのもありかも??
今日は、立春。
いかにも冬が明けて春が来たような陽気になった。
ネーブルオレンジが届いたので、久々にサングリアを作ろうかな。