ようやく雑草の勢いが落ち着きをみせ始めた初秋の候、私も少しは気持ちが楽になった(笑)
夏の間は草との戦いに負け続け、5周回くらい追い抜かれつつ、何とかぎりぎりの線で店としての体裁を保っていたが、お客さまは意外にも、草の中を歩いて店にたどり着く、という小道のちょっとした時間を愉しんでくれていたらしい。よかった…
草刈りの間にも、葉っぱが伸びているのを見つけてはいたものの、
そう言えば 赤花のゲンノショウコは
なくなってしまったんだろうか?
とふと思い出して気になっていたら、見つけた〜!
小さいながらも、こういうかわいい雑草の花が咲いていてくれると、安心する。
ついでに、白花のゲンノショウコも。
私にとっては小さな里山のようなこの庭。
ゲンノショウコ、クサノオウ、ウツボグサ、カキドオシなどの薬草となるものや、フキやミョウガやヤマノイモといった普通に食材となるものも生えている。
在来の草が追われることがないように、園芸用の草花は基本的に植えない方針にしている。なので、彩りに乏しいけれど、ちょっとしゃがんでみてみると、雑草にもちゃんと四季があって、きれいな色や面白い形のした小さな草花を見つけることが、私にとってはささやかな楽しみなのだ。