お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、自ら告白すると、私はややヘンクツなところがある。
中学生の頃、ご多分に漏れず反抗期が来て、その時に、
キリスト教徒でもないのに
クリスマスなんて おかしい!
と頑なに思うところがあり、それ以来私にはクリスマスもサンタクロースも来なくなった。
ま、クリスマスなんて私には要りませんよ。と、その時からあまり興味がなくなったということなのだが、もともと日本の情緒がとても好き、ということもあり、クリスマスやらバレンタインデーやらハロウィーンやら、そういうどこかの業界が仕掛けた風の世の中のイベント事には全く、といいほど興味がわかないのである。
なのだが、今朝はふと、この時期世の中はそろそろクリスマスムードになってくるころだよな〜、パン屋でもそれなりにそういう雰囲気を作った方が盛り上がるんだろうな〜、なんてことを考えつつ、ふと、山下達郎さんの『Season's Greetings』というCDを聞きたくなって、朝の仕事をしながらかけてしまったら、いや〜クリスマス気分盛り上がる盛り上がる!なんかもう、街で色とりどりに輝くクリスマスツリーやらイルミネーションが、頭の中でキラキラしてきた(笑)
とはいえ、やっぱりクリスマスには興味がなくて、山下達郎の一人アカペラ最高!という方向で感動していたんですが。
達郎さんのアカペラの和音の展開のセンスの、誰にもまねできない音のデザインというこの感じ。アカペラという言葉がまだ世の中では認識されていなかった何十年も前に、この言葉と圧倒的な感動を持って知ったのは、山下達郎さんが多重録音で一人でコーラスを重ねたものだった。
ちなみにこのアルバムの中には、かの「クリスマス イブ」のイングリッシュ・バージョンも入っていて、懐かしき90年代の雰囲気が漂っている。
と、この時は一瞬私の中にクリスマスが来たのだが(笑)、たぶんこのまま、工房にはクリスマスも何もないままお正月に突入していきそうな気がする。ただ、パネトーネやクグロフは自分自身が好きなので、レシピを確立できたら作るかも・・・来年あたりかな??
クグロフのレシピは、おおよそ固まったものがあるので、今年のクリスマス頃に気持ちと体力の余裕があったら作るかもしれません。一期一会で、店頭で見つけた時にはラッキーだったと思ってね(笑)
あっという間に今年も11月の下旬となり、そんなことを考える季節になってしまいましたね〜。
という、なんだかあまりオチのない話になってしまった。では、ごきげんよう〜m(_ _)m