先週末の土曜日に、お客さまから桜が満開になっている、という情報を聞いて(営業日には外に出る時間がないため、お客さまに尋ねたのだ)、今日はいてもたってもいられずにカメラを持って桜並木のあるところを目指して散歩した。
真岡に引越してきて間もなくの頃に近所の人からしだれ桜の並木がきれいだと聞いていたものの、今までゆっくりと見に行くタイミングを逃していた場所へ。
ソメイヨシノよりも開花の時期がやや遅れてくるしだれ桜は、日当たりのいいところが満開になっていたが、微妙に温かさが違っているのか、長い並木道の先のほうには、蕾がまだたくさん残っていてこれから満開になる木もあった。
がむしゃらに(?)写真を撮っていたら、花の蜜を狙ってなのか、突然スズメの群れが桜の木に向かって飛んできた。
チャン〜ス!と、スズメを撮ろうとしたもののあっけなく逃げられ、結局しだれ桜の写真になったのが、これ。
しだれ桜の並木道が途切れたら、そこから国道のバイパスをひたすら歩いて五行川の土手に向かう。菜の花がまだ咲いているのでは、もしかしたら桜もまだ散らずにあるかも、と思って歩いていくと、土手沿いに菜の花が満開になって黄色い道を作っているのが見えた。
おお〜!
すごい!!
遠くからでも圧倒される菜の花ロード。
近づいていくと、菜の花の中に桜並木が埋もれていて、まるで夢の中の景色のようだ。
土手沿いの道は、車があまり通らない田舎道。地元の人が近道に使っている、といった感じの道のようで、時々菜の花と桜並木の景色に思わず車を停めて写真を撮りに降りてくる人たちがいる。入学したばかりの女子高生と両親らしい家族とか、赤ちゃんを連れた買い物帰りか何かの若いお母さんとか。そんな様子も、何とも素朴でいい。
小麦畑も青々としてきた。
歩いていける身近な場所にこんな景色がある幸せ。
そして、この一瞬に出会えたこの日に感謝。