庭にこぼれ落ちる光が、すっかり秋らしくなった。
光に透けて見える草の葉の、黄緑色がきれいだ。
イヌタデの花穂の色との対比が美しい。
ホトトギスも長いこと咲いている。
薄紫の花弁とそこにつく紫の斑点の模様。
それに、花や蕾の形も面白くて、この花は何度写真を撮っても飽きない。
いくつか買ったりもらったりして育ててみたガーデンシクラメンのうち、最初に買った一鉢だけが生き残っている。
ショッキングピンクに近いこの花色が気に入って買い、株が大きくなって1度株分けをしたのだけれど、もう一つの方は枯らしてしまい、結局一鉢だけになった。
今年の前半に急に元気がなくなって枯れそうになって、土替えをしたもののすぐには葉が出てこないままだったので、もうダメかなぁ・・・と思いつつ、様子を見ていたら、夏が過ぎる頃から葉の出る勢いが増して、見事復活した!
株元に小さな蕾も顔を見せている。
クリスマス~年末近くなると、シクラメンがホームセンターなどにたくさん並ぶのはなぜなのか?昭和歌謡の「シクラメンのかほり」がきっかけとなり、バブル時代の頃に盛んになったような気がしなくもないが、そういえばその経緯をはっきりとは知らないなぁ。
でも、シクラメンの花が咲くのを見ると年末を思う、という条件反射は、私の中で確実に根づいてしまった。
小さなガーデンシクラメンの花だけれど、おかげで今日も写真を撮りながら、
ああ もうじき 12月
今年のクグロフの試作をそろそろ始めないと・・・
と、クリスマスの時期に思いを馳せている自分がいるだった。