風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

スタートライン

 開店後、金・土・日の3日間の営業が終了しました。
 ご来店いただいたみなさま、ありがとうございました!


 雪→大雪→晴れという、目まぐるしい天候の中、近所の方が歩いて、あるいはよく家の前を自転車で通るという方が自転車でお店に来てくださいました。
 2日目、3日目のお客様の数こそ少なかったけれど、「前を通りながら、いつ始まるんだろうと気になっていた」とか、「14日にオープンって書いてあったけれど、大雪だったから今日来てみた」(←家の前をよく自転車で通る人)とか、「通勤の時にいつも見ていたけれど、昨日帰ってきたときに『今日はおしまい』と出ていたから、何だかいつもと様子が違っているぞと思って今日来てみた」(←家の向かい側の家の人)とか、チラシ(フライヤーですかね)もショップカードもあえてまかず、ほとんど宣伝しなかったにもかかわらず、近所の人たちが小さな看板を気にしてみてくれていたことに感激です。
 今日も店を閉めた後に玄関先で看板を直していたら、自転車で通りがかったお年を召した女性から、「パン屋さん?始まったの?いつも通る時に見ていて、やっているのかなぁと思っていた。そのうち買いに来ます」と言われたり。
 実家に戻ってきても、家の周りは子供のころからの人たちなのである程度のことは分かっていても、もう少し先の近所の人たちとはなかなか話すきっかけがなく、どんな人たちがいるのか知りたいと思っても、時々道ですれ違って挨拶はしても名前や住んでいる場所をいきなり聞けるわけでもなく、もどかしい思いをしていたので、こんな風に近所の人たちと繋がっていけることも、パン屋のいいところ。
 焼いたパンはだいぶ残ったけれど(笑)、私としては、すごくいいスタートが切れたと思っています。パン屋を始めてよかった!





 それにしても、昨日の雪にはびっくりした。朝起きたら庭に40cm位積もっていて、あれ?ここは会津?と思ってしまうくらいだった。雪の量自体に驚きはしないけれど、昨日のお客さんから、近くの家で軒先が壊れていた家があると聞いて、あら、軒先切らなかったのかしら?と思ってしまったのは、会津の名残でしょうねー。さすがにそこまで積もってませんって!(笑)
昨日の午後、雪が治まったころには、近所の人たちが自分の家の前の道に積もった雪を片付けたこともあり、今日の晴れの天気で道路の雪はほぼ解けた。雪解けの音が心地よく、その音を聞いて思い出すのは、やはり会津の春の風景。そのくらい、会津で過ごした時間は私の中に沁みこんでいるんだな〜と、あらためて思った今回の大雪。