風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

かっパン屋

 本日は、臨時休業させていただきまして、横浜に行ってきた。
 何に行ったかというと、「活版 横濱」という、活版印刷の小さなイベント。
 場所は、大桟橋に近い「象の鼻テラス」という、カフェもある港が見えるスペース。
 もう、その風景と雰囲気だけでも癒されたのだが、手キンと呼ばれる小さな活版印刷の機械を体験するワークショップでコースターを作ったり、レタープレスでエンボス+文字のカードを作ったり、活字を見たり、活版印刷で作られたカードや古い文選箱を買ったり、カフェでランチを食べてくつろいだり、それはそれは愉しい時間だった。
 愉しい時間になったもう一つの理由は、パン屋開店の2週間前に、レタープレスで使う版を製版してもらいたいと思っていた製版屋さんのオープンファクトリーに参加した時に、製版屋のKさんとそこに参加していた若いデザイナーの方々と仲良くなり、その人たちと再会できた、ということもある。



 活版印刷に興味をもったのは、ちょうど1年前に活版印刷で作られたかわいい絵葉書に出会ったことがきっかけだ。その絵葉書を見て急激にこの世界に興味を持ち、自分も活版印刷をしてみたい!という衝撃にかられ、パン屋の副業で活版印刷所をしたいと秘かに夢みるまでになった(身のほど知らず)
 とはいえ、本格的な活版印刷印刷機のみならず活字やらインテルやら膨大な道具が必要となり、版組みや印刷などの知識や技術を身につけるためにもたくさんの時間と経験が必要なので、副業でやるなどということは到底無理。なので、レタープレスという、凸版印刷もできる簡易な道具(もともとはダイカット=型を用いて切りぬく やエンボス=浮彫 のための道具なのだが、版を使ってプリントもできる)を用いて何かできるといいな〜と思っている。
 しかし、問題は、自分にデザインの知識と才能が・・・乏しすぎるということ。
 ま、趣味程度に楽しんで何かやれるといいな〜。
 で、昼はパン屋、夜は活版印刷屋という、かっパン屋・・・とかね。あこがれちゃうわ〜(笑)
 あ、あくまでパン屋は、極力プロを目指しますよ!