風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

土鍋ご飯

 レシピ・のようなものでもなければ、パンのお供でもないのですが・・・
 みなさんはご飯を何で炊いていますか?
 私はもう6年くらい、土鍋で炊いている。
 そのきっかけは、ある時、玄米をおいしく炊けるものが欲しくなり、何かいいものはないかと探していたことに始まる。圧力鍋は、以前使っていたこともあったが(ご飯を炊くことには使ったことがないけれど)シューシュー音がするのがなんとなく恐いのと、金属というところに抵抗があり、それは却下。水封鍋(蒸気によってフタがぴったりと閉まり、内部に軽い圧がかかる鍋)も試してみたが、思うようには炊けなかった。
 で、ふと、土鍋はどうだろうか?と思いつき、身近にあった土鍋で炊いてみたところ、なんと!こういうふうに炊きたかったんですよ!というイメージ通りにおいしい玄米ご飯が炊けたのである。そして何度か玄米を炊いて、炊き方のコツを掴んだところで、こんなにおいしく炊けるなら、白米だっておいしいに違いないと、白米を炊いてみた。すると、



 う、うまいっ!



今まで電気の炊飯器で炊いてお米をまずくして食べていた何十年を後悔するほどのおいしさだった。(大げさではなく、それほどご飯のふっくら度が違った!)
 以来、炊飯器でご飯を炊く気にはならず、いつでも土鍋を使っている。それまで長らく使っていた小さな炊飯器は、そろそろ寿命が来ていたこともあり、何の未練もなく処分した。
 白米に続き、ピラフもおいしくできるのでは?と作ってみたら、これもまた、自分の腕には関係なくおいしいピラフができた。
 おもしろいことに、来客があった時に土鍋でご飯を炊き、その人にご飯をよそってもらうために土鍋のフタを開けてもらうと、必ずと言っていいほどみんな、




 うわぁ〜!



と歓声をあげる。この前、妹がやっぱり「うわぁ〜!」と声を上げたので、笑ってしまった。そう言えばみんな感嘆の声を上げるなぁと、それで気がついた。
 ちなみに土鍋でご飯が炊けるまでには、3合炊きくらいなら、火をつけてから15分くらいで出来あがる。最近の電気炊飯器は、炊き上がるまでに40〜50分もかかるとか?なぜそんなにも無意味に時間がかかるのか、謎ですね〜(そんなに電気を使う必要があるのか?という疑問…)



 ま、パンのお供でもなければ、レシピでもないのですが、一度土鍋でご飯を炊き、誰かにふたを開けてもらって、うわぁ〜!という声を聞くと、かなり笑えます。・・・という、どうでもいい話で・・・すみませんm(_ _)m




 うわぁ〜(笑)




 今日は、ひじきご飯が食べたくなって、混ぜてみましたー。
 パンもいいけれど、やっぱり日本人は、ご飯とみそ汁ですよね〜(笑)
 ちなみに土鍋は、栃木県なら益子町の陶器店で、かわいいものを探すことができます。底が丸みを帯びた形で、縦長のものがおすすめです。(いわゆる鍋料理用の浅いものではなく、お釜のような形のもの)
 といっても、改めて買う必要はなく、鍋用の浅型の土鍋でもおいしくご飯を炊くことが出来るので、一度お試しあれ〜。



 余談ですが、人気の駅弁「横川の峠の釜めし」のあの器は、益子焼です。あれでも土鍋ご飯が炊けますよ〜。