今朝は、これまでの寒さがゆるんで、朝ストーブを点けるとわりとすぐに工房内が温まってきて、おかげでパンの二次発酵もこれまでに比べてぐんと早くなり、気持ちいいくらいに膨らんでくれた。
昨日までは、もうちょっと待ちたいんだけど、もう開店時刻が迫っているし…という感じで、やや早めにオーブンに入れてしまっていた。が、今日は十分に膨らんだ状態で焼くことができた。
そんな、パン生地の変化を感じるだけでも、心がうきうきしてくる。
工房には、予算の関係で湯沸かし器がついていない。そのため今は、ストーブで沸いたお湯を洗い桶に入れて洗い物をしているのだが、これまでは氷水のように冷たくなって手がしびれそうになっていた水道水が、ここ数日間はそこまで冷たくはなくなった。
温度に敏感に反応して膨らむパン生地。低温で固まっていたオリーブオイルやごま油がゆるんできたり・・・。
春の気配は、厨房の中にも漂っている。