風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

やまもも

 あれよあれよという間に、今年も6月になってしまいましたね〜。
 庭の草刈りがなかなか進まないまま今週の休みが来てしまい、工房の奥の南面一体が草原となりそうな勢いに、

 とにかく 今日こそは
 あそこの草刈りを敢行しなくては!

と、昼間、用事があって外出したあと、夕方の5時近くから草刈りを始めた。
 先週、やはり月火と所用で外出してしまい、水曜日の夕方近くなってようやく草刈りをしたところ、そのあとの夜中の仕込が予想通り眠すぎてひじょーにつらくなり、その疲れを引きずったまま、4日間とも仕込をしながら居眠りしてしまう。。。という、老体に鞭打つ状況になってしまったので、極力水曜日になる前に草刈りをしておきたかったのだ。
 草刈りとひと言で言っているが、刈り払い機があるわけでもなく、除草剤でぱぱっと草を枯らしてしまうわけでもなく、伸び放題になっている雑草畑(というか、ほとんどが笹)を一人で手刈りする、という前時代的というか焼け石に水に近い方法での草刈りである。刈れども刈れども草は目の前に生えていて、なかなか前には進まない。

 そんな中、庭の西側に植えてあるやまももの木の枝が込み合って、風通しが悪そうなのがふと気になり、剪定ばさみを持ってきて切り始めたところで見つけた〜!

 あれ!?
 実がなっている!!




 我が家のヤマモモは、15年くらい前にオスとメスを植えたもの。
 3年前には実がたわわになったのだが、工房を作る前の年に剪定をしてもらったらオスの木の方が枯れてしまい、以来実がつかなくなった。だからといって、あえてまたオスの木を植える気にもならず、近所にやまももを植えていあるお宅があるとも思えず、メスの木の方も何となく樹勢が落ちたようになってしまった。
 それが、今年はメスの木が回復してきたのか、葉の茂り方がよくなってきた。さらに一昨年くらいから近くのホームセンターでやまももの苗を売っているのを見かけるようになったので、どこかでやまもものオスの木を植えている家があるのかもしれない。とにもかくにも、我が家のヤマモモ・メスに、かなりたくさんの実がついているを発見したのである。



 ヤマモモの木を植えたのは、以前ある宿で出してくれたやまもも酒がおいしかったので、自分で作ってみたいと思ったからなのだが、実際実がなった時に作ってみたけれど、思ったほどおいしくできなくてがっかりした。
 それならやまももジャムはどうだ!と作ってみたら、こちらは種が大きくて実の部分がほんのわずかで、ペクチンもほとんど含まれていないらしく、さらさらのジュースのままで、いくら煮詰めてもジャムの形状にはならなかった。
 ま、つまり、期待したほどおいしいやまもも○○というものは、残念ながら一つも作れなかった(笑)
 それでも、その実は、まるでガーネットのような透明感のある深紅色をしていて、それはそれは美しい。
 たぶん、あと2〜3週間で熟してくるのではと思われる。
 熟せば自然に落果する。
 熟したやまももを見つけたお客さま、どうぞご自由にお持ちくださいね。(何かに使う場合は、木についているものを もいでいってくださいませ〜)