風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

秋の始まり

 母屋から工房へ歩いていると、

 あれ?
 ぶどうの匂い・・・

ふと香ってきたその匂いでぶどうの木を見てみると、



色づきそうで色づいていないぶどうが、色づかないまま腐ってしまいそうにも見えなくない。(このぶどうは紫色のアーリーキャンベル)
 そして、
 
 来年の春までには ぶどう棚を作らないと!

と、もう何度ぶどう棚のことを思ったやら。
 いずれにしても、ぶどうはだいぶ熟してきているようだ。ブルームがたくさんついて、本当に甘い匂いが漂い始めた。
 ハチや虫にやられて傷んでいるところもあるので、食べられるのかどうかは微妙なところだが、酵母を起こすくらいのことはしてみたい。

 8月がまだ少し残っているというのに、今年は残暑が厳しくならず、急に肌寒いくらいになって秋めいた。
 おかげで今日は、夏の間成型がむずかしくなってただの丸パン「バターボール」になっていたそれを、「バターロール」に成型できるようになった。



 奇しくも、あんパンを焼成する時にごまを振るのを忘れ、焼き終わる頃に、

 あ〜!
 ごまを振るのを忘れた〜〜〜
 バターボールと 区別がつかないじゃん!!

と叫んだあとで、

 そうだ
 今日は バターロールになったんだった!
 
と、気がついた。

 一雨ごとに秋が深まる・・・
 そんな季節の始まり。