風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

ぶどう酵母&ひよこ電球

 自宅の庭に植えたぶどうの実で酵母を起こし、それを元に自家培養したパンの元種。今日は、初仕事〜。 
 小麦粉と酵母と少しの砂糖と塩のみで作った、プレーンな、小麦粉の味がいちばんよくわかるバンズを作った。



 クープがきれいに開いて底の立ち上がりも弧を描き、いい感じに焼けて、一安心。
 これまでの元種と一緒に、これからたくさんのパンを作る元となってくれることでしょう。

 今週になってから、朝晩が一段と冷え込むようになり、昼間の気温も徐々に下がってきた。
 で。ひよこ電球の出番となった。



 通称ひよこ電球の通常名は、保温電球。鶏のひな(つまり、「ひよこ」ですな)を育てる時の保温源によく使われている。これを我が家では、手作りホイロ(発酵機)の温度確保のための補助器として使っているのだ。いつもは、小さな加湿器のみで間に合っているのだけれど、寒くなってくるとそれだけでは足りなくなり、ひよこ電球の出番となる。
 大きさは普通の電球と同じくらいで、これで温度が確保できるのだろうか?と思ったりもするのだが、意外と温かくなるんですね〜。
 実際電球は、本来熱となってしまう部分が大きく、それを光に変えているので、使用電力のほとんどが熱を発生させせるために使われてしまっているのだとか。確かに普通の電球でも、かなり熱くなりますよね。ひよこ電球は、普通は光に変えている部分をそのまま熱にして保温用にしている、ということらしい。
 それにしても、電球のカタチって、とてもきれい。透明なひよこ電球を、しみじみと見てしまった。

 というより、外側をプラダンで作った手作りホイロが、1年半を過ぎてかなりボロボロになってきた。早急に新しく作り直したいと思っているのだが、なかなか手が回らない。
 それでも、密閉性に欠けている現時点の手作りホイロを応急措置で間に合わせて、今のところそれで何とかなっているのが我ながらすごい!と自画自賛(?)しつつ、自家製酵母と自家製ホイロで、今週も営業中〜。