風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

季節のあんパン

 このところのバターロール騒動(?)に隠れてしまったが、季節のパンを何か・・・と考えて作った梅の季節→梅酢繋がりで作ったゆかりあんパン。一部で好評をいただいているのだが、梅の季節も早々に終わって、かといって桜の季節までにはまだ一息あるので、次に作るものを何か・・・と考えていたところで、よもぎパウダーというのがあるのを見つけた。
 
 そうだ!
 ゆかりあんパンの次は よもぎあんパン!

と思いついて取り寄せたところ、使い方のところに、5倍のお湯で戻して水も一緒に使う、とある。某T商店のレシピのコーナーには、パン生地を作るレシピによもぎパウダーを粉に直接混ぜてそのままこねるような作り方も載っていて、できることなら粉に混ぜてこねられる方が簡単でいいのだけれど、水加減も含めてうまくいくかどうかが全くわからないため、とりあえず木曜日のスターネット納品用のパン生地を仕込む時に、粉と混ぜてこねる方法で作ってみることにした。
 そうしたところ、思いがけず水加減もいつもとほとんど変わらない量でうまくこねあがり、よもぎパウダーも全体にいき渡って、見た目が草餅みたいな生地になった。
 



 そしてそれを焼いたところ・・・



 おお〜!
 おいしそうに焼けた!

食べてみたところ、

 う、うまい!!
 草餅ならぬ、草パン?

いや、そのネーミングはいま一つだろう。やっぱり、よもぎあんパンでいこう。

 そう言えば、昨日、

 そう言えば 去年の今頃
 桜あんパンがおいしかったなぁって思い出して
 散歩の途中に寄ってみました

と言ってくださったお客さまがいる。
 季節のパンを覚えてくださっていたこと、そして、それを思い出して立ち寄ってくれたことが嬉しかった。
 桜あんパンは、3月中旬くらいから作る予定です。
 もうしばらくお待ちくださいね。
 それまでは、よもぎあんパンをお楽しみくださいませ。


余談
 裏話なのだが、よもぎあんパン用の生地は、バターロール生地によもぎパウダーを混ぜているものの、粉によもぎパウダーを混ぜてこねないと均一になりにくいために、よもぎ入りの生地を単独にこねている。ということは、仕込の時に生地の種類が一つ増えることになり、ということは、仕込時間が30分長引くことになる。(一つの生地をこねるのに、粉を量るところからこねあがるまでに30分くらいかかるため)
 だが、この夜中の(っていうか、最後にこねるのでもう、明け方)30分延長がきついのだ。なので、よもぎあんパンを自分でも食べたいけれど、仕込時間が長くなることを考えると、作ることに気乗りがしない。。。
 ということもあり、桜あんパンに切り替わる頃にはきっぱり作らなくなるかもしれない。
 なので、よもぎあんパン、超レアな季節のあんぱんになる可能性あり(笑)