庭のハコベが咲いた。
イヌフグリも。
子供のころは、通学路や土手やあぜ道などどこでも見られたこんな雑草が、今ではアスファルトに覆われて見る機会がなくなっているような気がするのだが、今どきの子供たちは「ハコベ」なんていう草を知っているのだろうか?
というより、「道草」という言葉自体がもう死語になっているような・・・。
先日載せたホトケノザに続いて、我が家の庭では、カラスノエンドウやハハコゴサもそろそろ花を咲かせる。どれもこれも道端に咲く、野の花だ。
春先の庭の手入れが遅れているのだが、そのせいでアマナとノノヒロ(ノビル)が勢いを増して、南側の一面を覆い尽くさんばかりになっている。もともとこの家の一帯は笹薮だったため、木を切って以来笹薮に戻ろうとする勢いも増していて、野原の風情がそこはかとなく・・・よりも濃厚に漂いつつある今日この頃。
工房の奥は笹の草刈りをしないと足を踏み入れにくくなっているのだけれど、工房前でも目を凝らすと野の花が見つかるので、時には庭に腰を下ろして視線を低くして、道草してみてくださいね。