群馬県の荒巻さんという方が採取している、トネノワのはちみつの販売を始めます。
ハチのお世話をする代わりに、ハチが自分たちのエサとして集めてきた蜜を少し分けてもらう・・・そんな感じのやり方で採取されています。
百花蜜のため、季節によって味わいがかわるのですが、今回の蜜はカラスノエンドウの蜜だそうです。
もうずっと前からみつばちを飼ってみたいと思っているものの、未だにそのきっかけが掴めずにいる。庭のどこかの木のうろにでもミツバチが巣を作ってくれたらいいのだが、そう簡単にはいかないようで・・・。
はちみつを見ながら今日、そんなことを考えていて、ふと思い出した。
養蜂をする人たちは、ハチと共に花を求めて季節ごとに南から北まで旅をしながら蜜を採る、ということを、子供の頃にテレビで見て知ったような気がするのだが、それを見てはちみつ屋さんにあこがれたことがあった。よくよく考えてみると、私は、養蜂の仕事の「旅をしながら」という部分に惹かれたのかもしれない。子供の頃から流浪の民や遊牧民になりたいとあこがれていたのだが、養蜂の仕事はまさにそれと重なるではないか。
まあ、実家に戻ってパン屋になってしまった今となってはもう、流浪の民は難しいと思われるので、もしも次回生まれ変わった時には(?)、養蜂家、という選択肢も思い浮かべられるように、心の片隅に記憶しておこう。