いつもは益子で買っていた紅玉を、今年はちょっと思うところがあり、青森と長野から取り寄せることにした。
果物の味は木が育つ土地の環境に寄って左右されるところも大きく、たぶん益子では昼と夜の温度差が小さいのだろう。酸味が今一つで、味のメリハリに欠けるようなところが気になっていたのだ。
今月の半ばに届いた青森のリンゴは、届いてすぐに食べてみたところ、早めにもいだのか、まだ未熟で固く、渋みが残っていて、
おいしくない・・・
とがっかりしたのだが、しばらく室温に置いておいたら次第にいい香りがしてきて、1週間くらいしてからあらためて食べたら、酸味が効いていて、とてもおいしいリンゴになっていた。
それで、さっそくジャムを作り、今週からアップルロールを作っている。
毎年この時期になると、りんご中毒になる。
紅玉を見ると、つい買いたくなる。
そして、紅玉が放つその何ともいえない香りに、そそのかされる。
生で食べたり、ジャムにしたり、あるいは、時にはお菓子にしたり。
私のまわりを、紅玉で埋め尽くしたい・・・。