先日の金曜日から、桜あんパンを焼き始めた。
コロナウィルスのせいで皆さん外出を控えているのか、このところ町中はいつもに比べて静けさが漂っている気がする。
一昨日の金曜日は特に、天気がぱっとしなかったこともあって、店の中には閑古鳥が鳴いていた。
せっかく桜あんパンを作ったのに
残るのは悲しいなぁ
と思いつつも、午後になってもさっぱりお客さまの気配がなく、4時過ぎになってようやく一人の来店があり、何とか0人は免れたものの、パンはほとんど残ってしまった。
ただ、来てくれたお客さまが、桜あんパンを購入してくれた。
そんな金曜日の状況から、土日はパンの数を少なめに焼いたところ、土曜日にはそれなりの来客があり、日曜日にはなんと!午後にお客様が続いて、3時過ぎに完売してしまった。
私には、奇跡としかいいようのない出来事だ。
特に、日曜日には、
桜あんパンが出ていると 聞いて・・・
と、桜あんパンを目当てに来てくださった方もいた。
誰に聞いたのか?ブログを見てくれたのか?どちらでもいいけれど、とても嬉しかった。
そういえば先週は、
桜あんパンは いつからありますか?
去年は 買いそびれてしまって・・・
と尋ねられた方もいたっけ。
覚えてくれている、ということも、ありがたい。
やはり先週、2回目に来てくださった方が、
食パンのミミ 嫌いなんですけど
ここの食パンのミミは おいしかった!
という感想を教えてくれたり。
そんな一言が、私がパン屋を続ける心の支えとなっている。
願わくば、奇跡的な完売が毎回続いて
ついには日常的に完売になるパン屋になりたい(神さまにお願い…)
そんな日が来ることを夢見ながら、美味しいパンを作るべく、今日もパンの元種のお世話をするのです。