去年の9月から、雑草の勢いが弱くなってきたのを幸いに、手入れを怠っていた庭。
秋が深まり、冬になって、霜が降りて、みぞれが降って・・・、地面はすっかり枯野原になってしまったのだが、このままでは見苦しいよな〜と思いつつ、なんだかんだの雑用に紛れてそのままにしてしまっていた。
それを一昨日と昨日、夕方近くにちょっとした時間を作って、少しだけきれいにした(つもり)。
地面に向かって屈んでみてみると、なんと春の草がすでに緑色の葉を伸ばしていて、ハコベが咲いていたり、ユキヤナギが小さな花を一つ二つほころばせているのを見つけた。
今朝も冷え込みが厳しく、霜柱が立っていた。
枯草や落ち葉をよけたその下では、スギゴケが鮮やかな緑色に変身しつつある。
昼間の風はまだ肌寒いけれど、空気がもう春の匂い。何がそう思わせるのかわからないけれど、「春の匂い」とわかることが不思議。
季節は確かに、春に向かっている。