今まで使っていたカメラは、2年ほど前に買ったコンパクトデジカメなのだが、しょっちゅうピントが合わないことがあってイラッとくることが多く、そのたびに
新しいカメラが欲しいなぁ〜
と思っていた。
とは言え、パン屋開店直後で先立つものもなく、仕方なく諦めていたのだけれど、開店から2年目になり、ちょっとずつお店の経営状態が安定しつつあることが実感できるようになってきたので、
やっぱり 新しいカメラが欲しいなぁ〜
という思いがまたもや募りに募って、
買うなら 今でしょ!
というココロのささやきに抗いきれず、えいやっ!と清水の舞台から飛び降りるがごとく、つい数日前に一眼レフを買ってしまったのである。
フィルム時代に、ツーリングに行く時に持っていくカメラが欲しくなり、初めて一眼レフを手にしたのだが、その時に思い知ったのは、カメラがいくらよくても使う人のセンスや知識がなければバカちょんで撮るのと同じである。ということであった。
自分の撮った写真があまりにもフィルムを無駄にしていることが情けなくなり、一念発起してカルチャーセンターの写真教室に身を投じたのだが、現像やら何やらにお金がかかりすぎたので、3か月であえなく退会した。とはいえ、3か月の間に教えてもらったちょっとしたポイントを思い出しながら撮ってみると、さすがにそれまでよりはましな写真が撮れるようになり(のはず)、だんだんとおもしろくなった。
デジカメの時代になり、フィルム代のことなど気にせずに何枚でも撮れるようになって、今や写真は誰でも気軽に楽しめるものとなったけれど、美しい写真を撮れるようになるには、自分のセンスを磨くほかに、デジカメの機能を使いこなさなければ猫に小判なのだろうね〜。
そんなこんなで、手に入れたばかりのカメラで、とりあえず何か写してみるか、と撮った写真がどんなもんだかは、
う〜ん
こんな感じに写したいわけではなかったんだけどな
と、一応自分では思ったのだが、ではいったいどんな風に撮りたかったのかは、結局のところ自分でもよくわかっていない。
でもって、何とかみられる写真?という判定ができた最初の被写体は、ヘクソカズラであった(爆