只今、看板をちょっと変えてみようと考えていて、今日はそれに使うつもりで電柱を切った。
えっ!?
って?
まさか、道に立っている電柱をぶった切ったわけではない。切ったのは、我が家の敷地の一角に子供の頃から防犯灯として立っていた木の電柱。2年ほど前に組費で新しいアルミ製の電柱に取り替えた時に、
この電柱
使うかもしれないので
捨てないで 置いておいてください
と工事に来た電気屋さんに頼んで、保存しておいたのだ。
すでに、パン工房の看板を一つつけて再生しているのだが、何せ電柱ですから、長い。まだまだ残りがたんとある。で、その電柱を細工して、入口のすぐのところに使う看板を作ろうと思案中。
どんなふうにするか、何となく頭の中にあるものの、今日は時間もあまりなかったので、とりあえず適当な長さに切っただけ。私の腕ではやや時間がかかったけれど、のこぎりで割と簡単に切断できた。
考えてみれば、かれこれ半世紀以上我が家の一角に立ち続け、道を照らしていたのでは?と思われるそれは、月日を経て水分が抜けて軽くなり、のこぎりの刃を跳ね返すことなく切られるままになっていた・・・という感じで「枯れて」いたのだが、切っている間にも木(杉?)のにおいがして、切ったあとに現れた年輪を見るとそれは美しいのだった。
まだ若いうちに切られた、いわゆる間伐材なのだろう。長年風雨にさらされていたはずなのに、表面はだいぶ朽ちてはいるものの、中はまだ何十年も耐えていきそうに生き生きとしている。
木って すごいなぁ〜
なんだか子供みたいに驚いた。
捨てなくてよかった。
わたしの手で創れるのは、これですか?ってくらいに何てことないものにしかならないことは予想がつくが、こういう素材を見ているだけでもワクワクしてくるから不思議だ。
そのうち、これか〜(爆)というものが、入口のどこかに立っているかもしれません。