風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

秋の大詰め

 先週来てくださったお客さま(若いお母さん)から、

 パンだけしか売らないんですか?
 雑貨とか置いてあるお店 ありますよね・・・

と聞かれて、

 今のところ
 パンだけで精一杯で・・・
 本当は パンの他に
 コーヒーなんかも出せるようにしたかったんですけどね
 そのためには パンとは別に
 喫茶の許可も取らなければならなくて
 諦めました

と話したところ、

 そうですか・・・
 もったいない。。。

とおっしゃっていただき、思いがけずそんな風にこのお店を見てくれていたことにびっくりしたと同時に、何かしら期待するものを持ってくださっていることに嬉しくなった。
 で。思い出したのである。
 看板を少し新しくすることもそうなのだが、店を始める時に、私自身がこだわって使っている砂糖や塩といった調味料も売りたいな…と思っていたことを。
 そのためには、店内にそれを置く場所を設けなければならない。なんとなく、今現在でも目いっぱい使いきっている状況なのに、これ以上棚など置けないでしょ!という気がしていたのだが、いや、本当にそうなのか?と、お客さまの一言に触発されてあらためて店内を見渡し、物販コーナーを作れないかどうかを検証してみたところ、ここをこういう配置にしたら小さな棚を置けるのではないか?と、ひらめいた。
 そうしたら、俄然、模様替えをしたくなった。勢いづいて、今週中には棚をしつらえるつもりで、何か使えるものはないかと家の中にあるものを物色すると、すぐに使えるようなものが台所の机としてあったことはあったものの、それを持っていってしまうと今度は台所が片付かなくなるし…と考えて、とりあえず今週は、今ある配置の中に砂糖だけを置くスペースを確保することにした。
 さらに、手持ちの雑貨を調度品にして飾っている店内を、気分転換に模様替えしてみた。
 



 今回のテーマは、大人の書斎(どこが?笑)
 もともとあった和紙でできたカバーが破れてランプ本体だけになってしまっていたものと、ありあわせの模様がついたガラスの保存容器を組み合わせたら、いい感じの照明になったので、そんな雰囲気で(!?)

 店内以前に、前々から看板にもランプをつけたいと思っているのだか、外で使うランプのためのカバーになるものは何かないかと古道具屋さんに行ってみたところ、いいものを発見!




古いブリキのジョウロ。
 ジョウロの口から電気コードを通して電球をつけるためのE17口径のレセップを繋いだら、ステキな照明になりそうな気がしているのだが・・・。その辺のセッティングは電気屋さんにお願いしないといけない。
 その前に、ジョウロの内側がガリガリに錆びていたので、これ以上錆びて穴が開いたりしないように、ペンキを塗ることにした。こういう小細工をするのが好きだ。やっているうちに、わくわくしてくる。

 そんな中、一時中断していた自家栽培ぶどう酵母で自家培養酵母を起こす、も、そろそろ気候が変わってきて成功するのではないか?という気がしてきて、冷蔵庫保存していた1瓶を室温に出して発酵を促す。



 ちなみに右側のブルーベリーは、買ったものを6月に瓶詰めにして冷蔵庫で保存していたもの。見た目、こちらの方が発酵が進んでいて、うまくいきそうに見えているのだけれど、とにかく自家栽培のぶどうで自家培養した酵母を作ってみたいので、今回もぶどうを発酵させるべく冷蔵庫から出して、今日からスタート!
 なんだかんだ、休みと言えどもあわただしい日々。本当は今週のうちに、猫どもに破かれて大穴があいたままになっている障子の張り替えをしないと寒すぎるから!と、それをいちばんに終わらせるつもりでいたのに、結局できなかった。
 来週こそは障子張りしないと…冬本番になる前に。。。