中学生の頃に、
キリスト教徒でもないのに クリスマスでもないだろ!
とひねくれて以来、我が家にはクリスマスが来ないことになっているのだが、この時期になると決まって聞きたくなる、山下達郎さんのCD。12月になって今年もふと思い出し、CDを入れている戸棚の中から取り出してしまった。
今日は取り出しただけなのだが、明日あたりかけてしまいそうだなぁ。すると否応なしに、クリスマス気分が盛り上がってしまうんですよね〜。
すでにクグロフの試作をしてみたり、何かしらクリスマスには縛られて(?)いる、そんなもんかの、私もやっぱり日本人!?
話は変わるが、昨日というか今日の午前12時過ぎからの仕込が、開始時刻が遅くなったこともあり(いつもそんなことを言っている気がしますが)、仕込が終わったのが6時近く。ついこの前までは夏時間で、午前4時にはもうあたりがすっかり明るくなっていた記憶がまだ頭の片隅に残っている私は、時間に取り残されているのか?あと1ヶ月もしないうちに冬至になる今頃は、午前6時でも暗い、ということをあらためて思い知るのである。
朝の6時に工房のドアを開けて、
あれ まだ暗い!
と懐中電灯をつけて外に出ると、空には星がキラキラと輝いている。そして、東南の空の上の方には、下弦の半月。半月のすぐとなりには、オレンジ色の木星と、少し離れて火星、さらに隣家のカエデの木陰のすきまには、ことさら輝いている金星・・・。
こんな時刻の月と明けの明星を見ることができるのも、パン屋稼業をしているからこそ。
ありがたいことに、自家栽培ぶどうで起こした自家培養酵母も、強力な発酵力になって安定してパンを作れるようになった。魔法の青い箱こと、フードコンテナーでお湯を使って温めると、3〜4時間で1次発酵が完了するので、5時半くらいに仕込が終わっても、8時半にはおおよそ一次発酵が完了している状態になっている。
酵母が元気でいてくれると、私も元気でいられる・・・。
さて、そんなところで、今夜も仕込開始です!