2月2日のことだったので、あれから1週間になる。
我が家の飼い猫のほたるが、帰ってこなくなったのだ。
考えてみればその数日前からふわりが、家の中でほたるを執拗に追いかけることが何度かあった。そして、いなくなる前日の夜、ほたるに猫パンチをくらわせて、さもいじわるをしているみたいだった。
思い起こせば、ふわりの前に飼っていたタマもオスとメスの子猫を1匹ずつ産んで、一緒に飼っていたのだったが、オス猫のクロは半年で、メス猫のミケも1歳半の時に帰ってこなくなった。
タマもやはり、メス猫がいなくなる直前に何度も追いかけたり、猫パンチをしていじわるをしていた。
その時は、タマ自身が孤独を愛するようなクールな猫だったので、子猫を親離れさせたんだな・・・と、飼い主のほうも心の整理をしたのだけれど、ふわりは大勢といても気にならないようなフレンドリーな性格に見えたので、ほたるに対しても、一緒にいたいならいればいいんじゃない?という方針なのだろうと思っていたのに。
おかしなことに、ほたるがいなくなったら、これまで以上にふわりが甘えてくるようになった。
猫には猫界の、掟のようなものがあるのだろうか?
世の中には親兄弟が一緒の家でずっと仲良く暮らしている猫たちもいるらしいのに、我が家に来る猫は、群れを成さない猫族のDNAがいつしか発動したようだ。
それにしても、こんないちばん寒い時期にいきなり親離れさせなくてもいいのに・・・。
せめて、ほたるが優しい飼い主さんを見つけて、温かい家の中でかわいがってもらえていますように。