風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

開店2周年

 2月14日と言えば世間的にはバレンタインデーだけれど、私にとっては開店記念日。
 ということで、本日無事に、開店2周年を迎えました。
 これもひとえに、パンを買いに来てくださるお客さまのおかげです。ありがとうございます!

 ちなみに開店日を2月14日にしたのは、意図的にバレンタインデーにしたわけではない。開店日を決める時に2月の満月か新月の日にしようと思い立ち、カレンダーを見てみたところ、(2014年の)2月15日の土曜日が満月だった。しかし、開店日を金・土・日にするつもりでいたので、では1日前の2月14日を開店日にしよう!と決めた日がたまたまバレンタインデーだった、ということなのだ。
 そしてその日の朝を迎えたところ、なんと雪が積もっていて、さらに翌日は大雪に・・・。
 という忘れもしない思い出深いあの日から、なんと2年が経ったのですね〜。
 思い返せば、1年目は、パン屋としてのパン作りにもまだ慣れず、ちゃんと作れるかな…とか、寝坊しないで起きられるかな…とか、開店日に休むことなく店を開けることの方に意識が集中していて、緊張感いっぱいで毎日が過ぎていき、あっと言う間の1年だった。
 それが2年目になると、常連さんが増えていき、毎日のようにパン作りをしていれば少しずつ手際もよくなり、オリジナルのパンも作れるようになって、肩の力が抜けて一歩ずつ積み重ねているのを実感できるようになった、充実した1年間だった。

 そんな今日、ほぼ毎週来てくれている4人家族の子供たち(7歳男の子と4歳女の子)から、開店祝いのプレゼントをもらった。このパン屋のことを「ねこのパン屋さん」と呼んでくれているそうで、最近は略して「ねこパン」に行こう!と言っているそうな(=^エ^=)


 ほとんど親戚の子と化して、パンを買いに来るとふわりと遊んだり、庭でなにやら虫を探したりしている二人。お母さんからも、「毎週来るのが楽しみです」と言っていただいたり。
 そう言えば、接客にも慣れたかな?

 昨日は顔なじみのお客さまから、「何も語らなくても、みんなにおいしいパンを食べてもらいたいと思って作っているというのが伝わってきます」という思いがけない言葉をいただいて、感激した。
 組織に属していたサラリーマンの時には、どこかで絶望感がぬぐいきれずにいたけれど、自営業になった瞬間、自分で自分の人生を開拓していける自由を手に入れたことで、人生一貧乏でも人生一楽しくて幸せだと思えるようになった。
 今日からの3年目。どんな展開になるのか、ますます楽しみになってきた。
 まだまだ未熟者ではありますが、これからも精進してまいります。
 どうぞよろしくお願いいたします!